バーゼル合意とは? わかりやすく解説

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バーゼル合意

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/22 10:15 UTC 版)

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バーゼル合意[注釈 1]とは、バーゼルI英語版バーゼルII英語版バーゼルIII英語版など、バーゼル銀行監督委員会(BCBS)が発行した銀行監督合意(銀行規制に関する勧告)のことを指す。

BCBSがスイスバーゼルにある国際決済銀行事務局を置いており、委員会が通常そこで会合することが、バーゼル合意と呼ばれるゆえんである。

バーゼル委員会

かつて、バーゼル委員会は、G10プラスルクセンブルグスペインの中央銀行および規制当局の代表者で構成されていた。 2009年以降、全G20主要国に加え、香港シンガポールなどの代表的な国際金融センターも加わることとなった(加盟国の全一覧については委員会の記事を参照のこと )。

委員会は勧告を執行する権限を持っていないものの、ほとんどの加盟国に加え一部の国は委員会の方針に基づき規制を施行する傾向にある。つまり、委員会の勧告の結果としてではなく、国内(またはEU全体)の法律および規制を通じて勧告が実施されるということである。したがって、勧告がされてから、国レベルの法律として実施されるまでの間にはいくらかの時間を要するケースが多い。

関連項目

注釈

  1. ^ バーゼル委員会はバーゼル市に名前が由来する。初期には、英語のスペルでは「Basle」、フランス語のスペルでは「Bâle」などと呼ばれており、メディアでは今でも使用されていることがある。そしてその後、同地域はドイツ語話者が多数を占めることに配慮し、「Basel」のスペルを使用するようになったが、このスペリングは英語圏においても一般的なスペリングである。

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