バルダルブンガ山とは? わかりやすく解説

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バルダルブンガ山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/05 22:18 UTC 版)

バルダルブンガ
Bárðarbunga
標高 2009 m
所在地 アイスランド
位置 北緯64度38分27.6秒 西経17度31分40.8秒 / 北緯64.641000度 西経17.528000度 / 64.641000; -17.528000
種類 成層火山
最新噴火 2015年2月
バルダルブンガ山 (アイスランド)
プロジェクト 山
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バルダルブンガ山アイスランド語: Bárðarbunga, [ˈpaurðarˌpuŋka]; 英語: Bardarbunga)は、アイスランド南東部にある成層火山である[1]標高は、同国最高峰クヴァンナダルスフニュークル山(2109m)に次ぐ2009m。山体は広大なヴァトナヨークトル氷河に覆われている。

2014年の噴火

8月16日バルダルブンガカルデラ内で地震活動が始まり[2]、8月18日には北東への岩脈貫入開始[2]。この貫入の先端は、その後の噴火地点まで40kmも移動していった[2]

8月26日に付近でM5.7の地震が発生[3]

8月29日、アイスランド気象庁がバルダルブンガ山の噴火活動が開始したと発表[4][5]。バルダルブンガ山の北側、ホルフロインHoluhraun)という場所での600mほどの割れ目噴火であった。この場所は150年前の噴火でできた溶岩原でその時の噴火の割れ目を今回も使っている[2]

この噴火により当局は警戒レベルを最大の「赤」に引き上げ、同火山周辺上空の飛行を禁止にした[4]

その後噴火は一旦弱まり、8月31日に再開[6]。割れ目の長さは、1500mほどに延伸した[2]

火山性ガスが噴出し風の流れにより、1000km以上離れたノルウェーやフィンランドでも観測された[6]

脚注

  1. ^ “「アイスランド、航空警戒レベル最高に 大規模噴火の恐れ高まる」”. AFPBB News(フランス通信社. (2014年8月23日). https://www.afpbb.com/articles/-/3023936 2014年8月23日閲覧。 
  2. ^ a b c d e 出典 : アイスランド・バルダルブンガ火山の2014年噴火 - 群馬大学早川由紀夫の火山ブログ
  3. ^ “アイスランドでM5.7の地震、バルダルブンガ火山付近”. AFPBB News(フランス通信社). (2014年8月27日). https://www.afpbb.com/articles/-/3024222 2014年8月29日閲覧。 
  4. ^ a b “アイスランドの火山、噴火始まる 周辺空域に飛行禁止措置”. AFPBB News(フランス通信社). (2014年8月29日). https://www.afpbb.com/articles/-/3024494 2014年8月29日閲覧。 
  5. ^ 小澤実・中丸禎子・高橋美野梨『アイスランド・グリーンランド・北極を知るための65章』明石書店、2016年、74頁。ISBN 978-4-7503-4308-2 
  6. ^ a b “アイスランド火山噴火の有毒ガス、フィンランドまで拡散―外出自粛要請も”. THE WALL STREET JOURNAL(日本語版). (2014年9月12日). http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052970203714004580149402443955236?mod=trending_now_1 2014年9月13日閲覧。 

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