バスク国立管弦楽団とは? わかりやすく解説

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バスク国立管弦楽団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/10 00:09 UTC 版)

バスク国立管弦楽団
基本情報
原語名 英語: Basque National Orchestra
バスク語: Euskadiko Orkestra
出身地 スペイン
バスク州 サン・セバスティアン
ジャンル クラシック音楽
活動期間 1982年 -
公式サイト Basque National Orchestra
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バスク国立管弦楽団(バスクこくりつかんげんがくだん、英語: Basque National Orchestraバスク語: Euskadiko Orkestra)は、スペインバスク州サン・セバスティアンに本拠を置くオーケストラ。バスク語等の表記から[注釈 1]エウスカディ管弦楽団 または エウスカディ交響楽団 とも呼ばれる。

概要

1982年にバスク自治政府によって設立された。本拠地をサン・セバスティアンに置きながら、ビルバオビトリアパンプローナを含むバスク地方主要4都市で定期的な演奏会を開催し、地域に根ざした活動を行っている[1][2]
また、国立のオーケストラとして広範なレパートリーを持つ一方で、バスク音楽の普及と創造に重点を置き、バスク出身の作曲家フランシスコ・エスクデロヘスース・グリーディモーリス・ラヴェルなどの作品を積極的に演奏し、新進気鋭および著名なバスク人作曲家への新作委嘱を定期的に行っている[2][3]
国際的なツアーも積極的に行っており、オーストリアドイツフランスイギリスイタリアをはじめ、アルゼンチンブラジルチリなど南米諸国でも公演を成功させている[3]

歴代音楽監督等

録音

特に重要視されているのが「バスク音楽コレクション」で、エスクデロのオペラ「ゲルニカ」やウサンディサガの「ラ・リャマ」のコンサート版など、多くの世界初録音作品が含まれている[6]
また、ロバート・トレヴィーノ指揮のもと、オンドライネ・レーベルからリリースされた「Americascapes」、「Ravel」、「Ravel 2」などのアルバムは世界的な批評家の注目を集めた[1]

脚注

注釈

  1. ^ 2020年までバスク語でEuskadiko Orkestra Sinfonikoa (EOS)として知られていたため各国語の表記が揺れている。

出典

  1. ^ a b Basque National Orchestra. Euskadiko Orchestra” (英語). NOSPR. 2025年9月9日閲覧。
  2. ^ a b Classical music” (英語). ETXEPARE EUSKAL INSTITUTUA. BASQUE CULTURE. 2025年9月9日閲覧。
  3. ^ a b A national orchestra Our history” (英語). Basque National Orchestra. 2025年9月9日閲覧。
  4. ^ Robert Trevino Named New Music Director of Basque National Orchestra” (英語). THE CLASSICAL ARTS (2016年11月24日). 2025年9月8日閲覧。
  5. ^ ビトリア=ガステイス発 〓 ロバート・トレヴィーノがバスク国立管の音楽監督を退任”. 月刊音楽祭. 楽壇ニュース (2025年2月2日). 2025年9月8日閲覧。
  6. ^ Discography” (英語). Basque National Orchestra. 2025年9月9日閲覧。

外部リンク




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