ハワードのコス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/12 08:58 UTC 版)
「コス (クトゥルフ神話)」の記事における「ハワードのコス」の解説
ラヴクラフトと交流のあったロバート・E・ハワードも同じ用語コスを用いている。 『アッシュールバニパルの焔』において、宝石「アッシュールバニパルの焔」を神々が作り出したとし、具体的にはクトゥルフ、ヨグ=ソトース、コスとした。太古の邪悪な神々として名のみ挙げられているが、詳細な説明はなかった。この設定をカーターが取り込み、先述の夢の神コスとしているが、そこにはカーター自身が温厚な神と設定したコスが邪悪神達と連携を取った理由について一切説明がなされていない。 また別作品『墓はいらない』では、暗黒の都市コスが登場する。つまり、今度は地名として用いられている。死の街コスの暗黒王は、マリク・タウス(イスラムの悪神マラク・ターウース)の名で呼ばれるが、名の一つにすぎないともされる。ゆえにコスの暗黒王について、二次資料ではナイアーラトテップ説が出ている。そういう事情もあり、神コスについてはさらにわからないということになっている。 つまりハワードは、固有名詞コスを神名と地名で用いており、統一していない。ハワードはまた固有名詞「ズトゥルタン」を人名・地名の2つの別の物を指す名前として用いるという使い方をしている。
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