ハナグロチョウチョウウオとは? わかりやすく解説

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ハナグロチョウチョウウオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 02:36 UTC 版)

ハナグロチョウチョウウオ
ハナグロチョウチョウウオ
Chaetodon ornatissimus
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : スズキ亜目 Percoidei
: チョウチョウウオ科 Chaetodontidae
: チョウチョウウオ属 Chaetodon
: ハナグロチョウチョウウオ C. ornatissimus
学名
Chaetodon ornatissimus
G. Cuvier, 1831
和名
ハナグロチョウチョウウオ
英名
Ornate butterflyfish

ハナグロチョウチョウウオ(鼻黒蝶々魚[2]、学名:Chaetodon ornatissimus)は、スズキ目チョウチョウウオ科に分類される魚類の一種。

形態

夜の体色
  • 全長18cm[3]
  • 青白い体側に複数のオレンジ色の斜線が走っている。
  • 夜はオレンジ色の斜線が濃い色になる。
よく似た種
オウギチョウチョウウオ

本種はオウギチョウチョウウオと生態や分布域が似ている[4]

本種のオレンジ色の斜線の部分は、ハナグロでは黒色の曲線である。本種とハナグロの交雑と思われる個体も存在する[3]

生態

ミドリイシ種のサンゴのポリプ[5]を専食する[注釈 1]

水深5-35mの潮通しが良いサンゴ礁に単独かペア[7]で生息している[5]

分布

西部太平洋インド洋。どこも数は少ない。[5]

人とのかかわり

観賞魚。ポリプ食のため飼育は難しい。

脚注

注釈

  1. ^ このためミカドチョウチョウウオヤリカタギ同様、サンゴの白化の影響を受けやすい[6]

出典

  1. ^ Myers, R. & Pratchett, M. 2010. Chaetodon ornatissimus. The IUCN Red List of Threatened Species 2010: e.T165641A6078232. doi:10.2305/IUCN.UK.2010-4.RLTS.T165641A6078232.en. Accessed on 19 June 2022.
  2. ^ ぼうずコンニャク. “ハナグロチョウチョウウオ”. 市場魚貝類図鑑. 2021年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月10日閲覧。
  3. ^ a b 中村(2003), p. 55.
  4. ^ 中村(2003), pp. 54–55.
  5. ^ a b c 中村(2003), p. 54.
  6. ^ 名波敦 (2020年8月4日). “地球温暖化チョウチョウウオの食事事情に打撃〜好みのサンゴを特定することで判明〜”. 水産研究・教育機構沿岸生態システム部. 2021年11月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月19日閲覧。
  7. ^ ハナグロチョウチョウウオ”. 美ら海生き物図鑑. 美ら海水族館. 2022年6月10日閲覧。

参考文献

  • 中村庸夫『チョウチョウウオガイドブック』TBSブリタニカ、2003年、54-55頁。ISBN 4-484-03404-2 

関連項目

外部リンク




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