ハナゲの唄とは? わかりやすく解説

ハナゲの唄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/04 06:10 UTC 版)

ハナゲの唄[注釈 1](ハナゲのうた)は、日本のフォークグループ・ソルティー・シュガーが1970年に発表したシングル曲である[注釈 2]ひがしのひとしの曲「鼻毛の伸長度に関する社会科学的考察」のカバーで[4]、大気汚染の影響で人々の鼻毛が長くなっている、という報道をもとに、公害問題を風刺した内容である。ヒットした「走れコウタロー」に続いて発売されたこの曲は全く売れなかったが[注釈 3]、メンバーだった山本コウタローにとってはこの曲が後に環境問題に関心を持つきっかけとなった[6][7]


  1. ^ レコード会社の目録では「ハナゲの唄(鼻毛の伸長度に関する社会科学的考察)」と原題がかっこ書きされた表題で掲載されており[2]、ジャケットにもこの表題が書かれているほか、JASRACにもこの表題で登録されている。
  2. ^ 山本コウタローは「一九七一年に出した」と書いている[3]
  3. ^ 売上枚数については記録により差があり、オリコンは2530枚[1]、山本コウタローは「一万枚そこそこ」[3]としているが、13万枚売れたとする文献もある[5]
  1. ^ a b 『SINGLE CHART-BOOK COMPLETE EDITION 1968-2010』オリコン・リサーチ、2012年、434ページ。
  2. ^ 『1972年度用 番号順総目録』日本ビクター株式会社音楽事業本部ビクターレコード事業部、1971年、24ページ。
  3. ^ a b 山本コウタロー「『ハナゲの唄』に込めたもの」『ぼくのエコロジーライフ――迷路さまよう『地球』を救え』労働旬報社〈メッセージ21⑯〉、1992年、12-17ページ。
  4. ^ 『京都新聞』2014年7月2日付夕刊8面。
  5. ^ 「『走れコウタロー』のソルティ★シュガーが「もう芸能界はイヤ」とあっさり解散! さて、その収支決算は?」『週刊平凡』第13巻第22号、1971年、36-38ページ。
  6. ^ 山本コウタロー「ハナゲの唄」『望星』第24巻第3号、東海教育研究所、1993年3月、8-9ページ。
  7. ^ 「山本コウタローの「地球サミット」見聞記 ブラジル リオデジャネイロに集った1万5千人 迷路さまよう「地球」を救え」『週刊朝日』第3918号、1992年6月26日、52-55ページ。


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ハナゲの唄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/04 14:33 UTC 版)

ひがしのひとし」の記事における「ハナゲの唄」の解説

作詞・作曲した「鼻毛伸長に関する社会科学考察」は、「ハナゲの唄」として、山本厚太郎グループソルティー・シュガー」がカヴァーして(アルバム歌集』(ソウルフィット)に収録)、小ヒットしていた曲。

※この「ハナゲの唄」の解説は、「ひがしのひとし」の解説の一部です。
「ハナゲの唄」を含む「ひがしのひとし」の記事については、「ひがしのひとし」の概要を参照ください。

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