ネグレイとは? わかりやすく解説

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ネグレイ

名前 Negley

ネグレイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 16:24 UTC 版)

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ネグレイモンゴル語: Negülei、生没年不詳)は、モンゴル帝国に仕えたアスト人将軍の一人。『元史』における漢字表記は捏古剌(niēgŭlà)。

概要

ネグレイは本来カフカース山脈に住まうオセット人(モンゴル帝国ではアスト人と呼ばれる)で、モンゴル帝国第4代皇帝モンケの治世に30人のアスト人とともにモンゴル高原に移住してきた。モンケ・カアンの南宋親征李璮の乱討伐などに従軍し功績を挙げた。

息子のアダチ(阿塔赤)はセチェン・カアン(世祖クビライ)に仕えて襄陽・樊城の戦いに加わり、後にはナヤン・カダアンの乱鎮圧に活躍した。その後成宗・武宗・仁宗の3代に仕え、ブヤント・カアン(仁宗アユルバルワダ)の治世に左阿速衛千戸に任ぜられた後、間もなく亡くなった。

アダチの息子のジャファル(教化)はケシクテイ(親衛隊)のシュクルチとなり、ゲゲーン・カアン(英宗シデバラ)の治世にはバウルチとなった[1]

脚注

  1. ^ 『元史』巻123列伝10捏古剌伝,「捏古剌、在憲宗朝、与也里牙阿速三十人来帰。後従征釣魚山、討李璮、皆有功。子阿塔赤、世祖時囲襄陽、下江南、敗失列及、征乃顔、皆以功受賞。後事成宗・武宗、為札撒兀孫。仁宗時、歴官至左阿速衛千戸。卒。子教化、初為速古児赤、継襲父職。必里阿禿叛、奉旨往平之、凱還、賜衣一襲。天暦元年八月、従丞相燕帖木児戦居庸北、有功。九月、進拱衛直都指揮使。尋遷章佩卿。子者燕不花、初事仁宗、為速古児赤。英宗時為進酒宝児赤。天暦元年、迎文宗於河南、賜白銀・綵幣、命為温都赤。九月、往居庸関料敵、道逢二軍、謂探馬赤諸軍曰:「今北兵且至、其避之」。者燕不花恐搖衆心、即抜所佩刀斬之。授兵部郎中。招集阿速軍四百餘人。十月、進兵部尚書、授双珠虎符、領軍六百人迎敵通州。会丞相燕帖木児至檀子山、与禿満畳児戦、敗之。遷大司農丞」

参考文献

  • 元史』巻123列伝10捏古剌伝

ネグレイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/19 03:45 UTC 版)

アルスラン (アスト部)」の記事における「ネグレイ」の解説

前述したように兄のアサンジンが戦死したことを切っ掛けモンケ仕えるようになり、モンケに従って東アジア移住したモンケ即位後、ネグレイはクビライ総司令とする南宋遠征軍に従軍しウリヤンカダイ率い部隊所属した雲南・大理遠征では武功があり、ウリヤンカダイはその功績称えて白金名馬与えている。時期不明であるが、南宋との戦いの中で流れ矢に当たり戦死した

※この「ネグレイ」の解説は、「アルスラン (アスト部)」の解説の一部です。
「ネグレイ」を含む「アルスラン (アスト部)」の記事については、「アルスラン (アスト部)」の概要を参照ください。

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