ネオタイプ株
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 02:53 UTC 版)
E. coliはEscherichia属のタイプ種であり、Escherichia属はEnterobacteriaceae科のタイプ属である。この科名はEnterobacter+"i"(sic.)+"aceae"であり、"enterobacterium"+"aceae"ではない(Enterobacteriumは属名ではなく、腸内細菌の別名となっている)。 本来は最初にEscherichと記載された原株がタイプ株とされるべきであるが、既に失われていると考えられている。そのため、その代替となる新しいタイプ株(ネオタイプ)が幾つか選択されている。具体的には、U5/41T(DSM 30083)、ATCC 11775 、およびNCTC 9001である。なお、NCTC 9001株は鶏に病原性を持っており、O1:K1:H7血清型を持っている。一方でほとんどの研究では、代表的な大腸菌としてO157:H7、K-12 MG1655、またはK-12 W3110のいずれかが使用される。タイプ株のゲノムは配列決定されている。
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