ナターシャ・ジョナスとは? わかりやすく解説

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ナターシャ・ジョナス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/20 04:42 UTC 版)

ナターシャ・ジョナス
基本情報
本名 ナターシャ・ポーラ・ジョナス
階級 スーパーウェルター級
身長 173cm
国籍 イギリス
誕生日 (1984-06-18) 1984年6月18日(40歳)
出身地 イングランドリヴァプール
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 20
勝ち 16
KO勝ち 9
敗け 3
引き分け 1
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ナターシャ・ジョナス(Natasha Jonas、1984年6月18日 - )は、イギリスプロボクサーイングランドリヴァプール出身。元IBFWBC世界ウェルター級統一王者。元WBO・WBC・IBF女子世界スーパーウェルター級統一王者。

プロサッカー選手のニキータ・パリス英語版は妹[1]

経歴

アマチュア時代

2012年世界選手権で銅メダル獲得。

同年に母国で開催されたロンドンオリンピックにもイギリス代表として出場し、1回戦でアメリカのクアニッタ・アンダーウッドに勝利するが、準々決勝でケイティー・テイラーに敗れメダル獲得ならず[2]

2014年欧州選手権で銀メダル獲得。しかし、リオデジャネイロオリンピック出場は逃した。

プロ時代

2017年6月23日、Monika Antonik戦でプロデビューし1回TKO勝利。

2018年4月21日、プロ6戦目で初タイトルとなるWBA女子インターナショナルスーパーフェザー級王座獲得。

2018年8月4日、ヴィヴィアン・オベナウフ英語版を迎え初防衛戦に臨むが、4回TKOで敗れ王座陥落。

再起して3連勝後、2020年8月7日、テリー・ハーパーが持つWBCIBO女子世界スーパーフェザー級王座に挑むが、引き分けで王座奪取ならず。

2021年5月1日、ケイティー・テイラーが持つWBA・WBC・IBFWBO女子世界ライト級統一王座に挑むが、10回0-3判定負け。

2021年11月20日、Vaida Masiokaiteに6回判定勝利で再起。

2022年2月19日、クラレッサ・シールズの返上により空位となったWBO女子世界スーパーウェルター級王座決定戦として元IBF王者クリス・ナムスと対戦し、2回TKOで降し初の世界タイトル獲得となった。

2022年9月3日、WBC王者パトリシア・ベルグルトとの王座統一戦に挑み、3-0判定でWBO王座初防衛とともにWBC王座との統一に成功した[3]

2022年11月12日、IBF王者マリエ=イブ・ディケアーとの王座統一戦に挑み、3-0判定でWBC王座初防衛、WBO王座の2度目の防衛とともにIBF王座との統一に成功した[4]

2023年7月1日、マンチェスター・アリーナにてIBF女子世界ウェルター級前王者ジェシカ・マッキャスキルの規定違反に伴う王座剥奪により空位となったIBF女子世界同級王座決定戦としてカンディ・ワイヤット英語版と対戦し、8回TKOで勝利し2階級制覇達成[5]。試合後、ジョナスは3団体の女子世界スーパーウェルター級王座を全て返上した。

2024年1月20日、地元リヴァプールにて元2階級世界王者ミカエラ・メイヤーを迎えてIBF女子世界ウェルター級王座の初防衛戦を行い、10回2-1(96-94、93-97、96-95)判定勝ちで初防衛に成功した[6]

2024年12月14日、地元リヴァプールにてWBC世界ウェルター級王者イヴァナ・ハバジンを迎えてWBC・IBF女子世界同級王座統一戦を行い、10回3-0判定勝ちでIBF王座2度目の防衛とWBC王座獲得に成功、2団体王座統一を果たした[7]

2025年3月7日、ケンジントン・アンド・チェルシー区ケンジントンロイヤル・アルバート・ホールでWBAスーパー・IBO女子世界ウェルター級統一王者ローレン・プライスとWBA・WBC・IBF女子世界同級王座統一戦を行い、10回0-3判定負けで3団体王座統一に失敗、WBC・IBF・リングマガジン王座から陥落した[8]

戦績

  • アマチュア:
  • プロ:20戦 16勝 9KO 3敗 1分


日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2017年6月23日 1R 1:32 TKO Monika Antonik ポーランド プロデビュー戦
2 2017年9月30日 4R 1:17 TKO Bojana Libiszewska ポーランド
3 2017年10月13日 3R 1:23 TKO Marianna Gulyas  ハンガリー
4 2017年12月16日 2R 1:21 KO Katarina Vistica クロアチア
5 2018年2月25日 6R 判定 Karina Szmalenberg クロアチア
6 2018年4月21日 7R 1:44 TKO Taoussy L'Hadji フランス WBA女子インターナショナルスーパーフェザー級王座決定戦
7 2018年8月4日 4R 1:42 TKO ヴィヴィアン・オベナウフ英語版 ブラジル WBAインターナショナル陥落
8 2019年3月30日 6R 判定 Feriche Mashaury タンザニア
9 2019年7月12日 4R 1:07 TKO Bec Connolly イギリス
10 2019年11月15日 2R 0:30 TKO Bianka Majlath  ハンガリー
11 2020年8月7日 10R 判定1-1 テリー・ハーパー イギリス WBCIBO女子世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
12 2021年5月1日 10R 判定0-3 ケイティー・テイラー イラン WBA・WBC・IBFWBO女子世界ライト級タイトルマッチ
13 2021年11月20日 16R 判定 Vaida Masiokaite  リトアニア
14 2022年2月19日 2R 0:28 TKO クリス・ナムス ウルグアイ WBO女子世界スーパーウェルター級王座決定戦
15 2022年9月3日 10R 判定3-0 パトリシア・ベルグルト  スウェーデン WBC・WBO女子世界スーパーウェルター級王座統一戦
WBC獲得・WBO防衛1
16 2022年11月12日 10R 判定3-0 マリエ=イブ・ディケアー カナダ WBC・IBF・WBO女子世界スーパーウェルター級王座統一戦
IBF獲得→返上・WBC防衛1→返上・WBO防衛2→返上
17 2023年7月1日 8R 0:33 TKO カンディ・ワイヤット英語版 カナダ IBF女子世界ウェルター級王座決定戦
18 2024年1月20日 10R 判定2-1 ミカエラ・メイヤー アメリカ合衆国 IBF防衛1
19 2024年12月14日 10R 判定3-0 イヴァナ・ハバジン クロアチア WBC・IBF女子世界ウェルター級王座統一戦
WBC獲得・IBF防衛2
20 2025年3月7日 10R 判定0-3 ローレン・プライス イギリス WBA・WBC・IBF女子世界ウェルター級王座統一戦
WBC・IBF陥落
テンプレート

獲得タイトル

脚注

  1. ^ Creighton, Jessica (2013年8月6日). “Natasha Jonas: From dinner scraps to Olympic boxing battles”. BBC Sport. https://www.bbc.com/sport/0/get-inspired/23579610 2015年7月21日閲覧。 
  2. ^ “Olympic women's boxing: Katie Taylor beats Britain's Natasha Jonas”. The Guardian. https://www.theguardian.com/sport/2012/aug/06/olympic-womens-boxing-taylor-britain-jonas 2015年7月22日閲覧。 
  3. ^ \Newspaper=BBC “Natasha Jonas: Briton beats Patricia Berghult to become unified super-welterweight world champion” (英語). (2022年9月3日). https://www.bbc.co.uk/sport/boxing/62750250 \Newspaper=BBC 2022年10月21日閲覧。 
  4. ^ “Natasha Jonas defeats Marie-Eve Dicaire to unify the IBF, WBC and WBO super-welterweight world titles”. Sky Sports. (2022年11月13日). https://www.skysports.com/boxing/news/12183/12745678/natasha-jonas-defeats-marie-eve-dicaire-to-unify-the-ibf-wbc-and-wbo-super-welterweight-world-titles 
  5. ^ “Natasha Jonas: Liverpool fighter becomes two-weight world champion with TKO win against Kandi Wyatt”. BBC Sport. (2023年7月1日). https://www.bbc.com/sport/boxing/66035037 2023年7月10日閲覧。 
  6. ^ “ジョナスがメイヤーの猛進振り切る 2-1判定でIBF女子ウェルター級V1”. BOXING NEWS(ボクシング・ニュース). (2024年1月21日). https://boxingnews.jp/news/105619/ 
  7. ^ Jonas beats Habazin to set up Price clash in 2025”. Sky Sports (2024年12月15日). 2025年1月24日閲覧。
  8. ^ Lauren Price bullies Natasha Jonas to unify IBF, WBA and WBC 147lbs titles”. Boxing Scene.com (2025年3月7日). 2025年3月8日閲覧。

関連項目

外部リンク

空位
前タイトル保持者
クラレッサ・シールズ
第5代WBO女子世界スーパーウェルター級王者

2022年2月19日 - 2023年7月(返上)

空位
次タイトル獲得者
エマ・コズィン
前王者
パトリシア・ベルグルト
第9代WBC女子世界スーパーウェルター級王者

2022年11月12日 - 2023年7月(返上)

空位
次タイトル獲得者
エマ・コズィン
前王者
マリエ=イブ・ディケアー
第7代IBF女子世界スーパーウェルター級王者

2022年11月12日 - 2023年7月(返上)

空位
次タイトル獲得者
フェムケ・ハーマンズ
空位
前タイトル保持者
ジェシカ・マッキャスキル
第7代IBF女子世界ウェルター級王者

2023年7月1日 - 2025年3月7日

次王者
ローレン・プライス
前王者
イヴァナ・ハバジン
第6代WBC女子世界ウェルター級王者

2024年12月14日 - 2025年3月7日

次王者
ローレン・プライス



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