ドリナ川とは? わかりやすく解説

ドリナ川

(ドリーナ川 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/15 02:25 UTC 版)

ドリナ川
水系 ドナウ川
延長 346 km
平均流量 125 - 370 m3/s
流域面積 19,570 km2
水源 タラ川ピヴァ川
河口・合流先 サヴァ川
流路 サヴァ川ドナウ川黒海
流域 ボスニア・ヘルツェゴビナ
セルビア
テンプレートを表示
流域河川

ドリナ川ボスニア語クロアチア語:Drina, セルビア語:Дрина)はセルビアボスニア・ヘルツェゴビナを流れるである。ディナル・アルプス山脈の大きなカルスト河川で、ドナウ川水系に属する。346kmの長さを有しサヴァ川の支流で、大部分がボスニア・ヘルツェゴビナとセルビアの国境となっている。ドリナの名はラテン語のDrinusや古代ギリシャ語のDreinosから来ているとされる。

地理

ドリナ川はタラ川ピヴァ川によって形作られ、ディナル・アルプス山脈に源を発する両河川が国境の村であるボスニア・ヘルツェゴビナ領フム村(Hum)・モンテネグロ領シチェパンポリェ村(Šćepan Polje)付近で合流する。タラ川の全長は144kmでそのうち110kmはモンテネグロ領内を流れ、最後の34kmはボスニア・ヘルツェゴビナとモンテネグロの国境を流れる。ドリナ川はボスニア・ヘルツェゴビナ北部を346kmにわたり流れ、途中でソコルル・メフメト・パシャ橋で有名なヴィシェグラードなどを通過するが[1]、206kmはボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア両国の国境に沿って流れている。最後はボサンスカ・ラチャ村(Bosanska Rača)でサヴァ川に流れ込む。ディナルアルプスにあるタラ川の源流からサヴァ川の合流地点までは487kmほどになる。ドリナ川は航行可能な河川ではないが、タラ川とともにバルカン諸国の中でカヤックラフティングの地として人々をひき付けている。

関連項目

脚注

  1. ^ 山崎佳代子『ドナウ、小さな水の旅:ベオグラード発』左右社、2022年12月、116-126頁。ISBN 978-4-86528-354-9 

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ドリナ川」の関連用語

ドリナ川のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ドリナ川のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのドリナ川 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS