ドイツ・ブンデスリーガ1986-1987とは? わかりやすく解説

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ドイツ・ブンデスリーガ1986-1987

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/03 03:33 UTC 版)

Fußball-Bundesliga
シーズン 1986-1987
優勝 FCバイエルン・ミュンヘン
(10回目)
試合数 306
ゴール数 990 (1試合平均3.24)
得点王 ウーヴェ・ラーン
(24点)
合計観客動員 6,290,976
平均観客動員 20,559
1985-1986
1987-1988

フースバル・ブンデスリーガ 1986-1987ドイツサッカー協会 (DFB) によって開催された男子全国最上位リーグの第24シーズン目である。FCバイエルン・ミュンヘンが三連覇を達成し、新記録となる10回目のドイチャー・フースバルマイスターの座に就いた[1][2][3][4]

概要

バイエルンは2位に勝ち点6差をつけ、1972-1974年以来となるタイトルハットトリック (3連覇)を決めた。この計6回の優勝は、全てウド・ラテック監督の下で成し遂げられた。今季のバイエルンの優勝は、歴史的に見て一つの大きなターニングポイントであり、1.FCニュルンベルクが1948年以来保持していたドイチャーマイスター最多記録を抜き去り、バイエルンが単独一位の「レコードマイスター」に躍り出た。また、二桁優勝達成も史上最速である。バイエルンの敗戦は、ホームでバイアー04レーヴァクーゼンに0-3で負けた一回だけだった。

意外だったのはHSVの2位躍進、およびDFBポカール1986-1987ドイツ語版優勝であった。このタイトルを最後に、エルンスト・ハッペル監督は今季限りでHSV監督を退任している。ユップ・ハインケスボルシア・メンヒェングラートバッハ監督を退任したが、ブンデスリーガでは一時の12位から3位となり、DFBポカールとUEFAカップで準決勝に勝ち残った。昨季は入れ替え戦まで追い込まれたボルシア・ドルトムントだったが、1966-1967シーズン以来となるリーグ4位につけた。ここ数年バイエルンのライバルを演じていたヴェルダー・ブレーメンは、5位だった。

順位表[4]

首位
最下位


チーム 出場権または降格
1 FCバイエルン・ミュンヘン (C) 34 20 13 1 67 31 +36 53 UC出場
2 ハンブルガーSV 34 19 9 6 69 37 +32 47 CWC出場
3 ボルシア・メンヒェングラートバッハ 34 18 7 9 74 44 +30 43 UC出場[注 1]
4 ボルシア・ドルトムント 34 15 10 9 70 50 +20 40
5 ヴェルダー・ブレーメン 34 17 6 11 65 54 +11 40
6 バイアー04レーヴァクーゼン 34 16 7 11 56 38 +18 39
7 1.FCカイザースラウテルン 34 15 7 12 64 51 +13 37
8 バイアー05ユールディンゲン 34 12 11 11 51 49 +2 35
9 1.FCニュルンベルク 34 12 11 11 62 62 0 35
10 1.FCケルン 34 13 9 12 50 53 −3 35
11 VfLボーフム 34 9 14 11 52 44 +8 32
12 VfBシュトゥットガルト 34 13 6 15 55 49 +6 32
13 FCシャルケ04 34 12 8 14 50 58 −8 32
14 SVヴァルトホーフ・マンハイム 34 10 8 16 52 71 −19 28
15 アイントラハト・フランクフルト 34 8 9 17 42 53 −11 25
16 FC08ホンブルク 34 6 9 19 33 79 −46 21 昇降格プレーオフ出場
17 フォルトゥナ・デュッセルドルフ (R) 34 7 6 21 42 91 −49 20 2.フースバル・ブンデスリーガ1987–1988ドイツ語版に自動降格
18 ブラウ=ヴァイス90ベルリンドイツ語版 (R) 34 3 12 19 36 76 −40 18
出典: www.dfb.de
順位の決定基準: 1) 勝ち点; 2) 得失点差; 3) 総得点.
(C) 優勝; (R) 降格.
注釈:
  1. ^ HSVはDFBポカール1986-1987ドイツ語版優勝によりUEFAカップウィナーズカップ 1987-88出場権を得たので、彼らのUEFAカップ1987-88出場権はリーグ6位のレヴァークーゼンに譲渡された。

昇降格プレーオフ

チーム #1 スコア チーム #2
FCホンブルク 3:1 FCザンクト・パオリ
FCザンクト・パウリ 2:1 FCホンブルク
FCホンブルク 4:3 FCザンクト・パオリ
FCホンブルクが1.ブンデスリーガ残留を決めた。

得点ランキング[5]

順位 選手 クラブ 得点数
1. ウーヴェ・ラーン ボルシア・メンヒェングラートバッハ 24
2. フリッツ・ヴァルター (1960年生まれのサッカー選手)ドイツ語版 SVヴァルトホフ・マンハイム 23
3. ルディ・フェラー ヴェルダー・ブレーメン 22
4. ノアバート・ディッケルドイツ語版 ボルシア・ドルトムント 20
5. フランク・ハートマン (1960年9月生まれのサッカー選手) 1. FCカイザースラウテルン 17
フランク・ミル ボルシア・ドルトムント

観客動員数[6]

306試合の合計観客数は6290976人、平均は20559人。

最多動員試合
75.000 FCバイエルン・ミュンヘン – 1. FCニュルンベルク (第21節)
最小動員試合
5.000 FCホンブルク – ブラオ=ヴァイス90ベルリン (第17節)
5.000 FCホンブルク – VfLボーフム (第29節)
5.000 バイヤー05ユルディンゲン – アイントラハト・フランクフルト (第31節)
5.000 ブラオ=ヴァイス90ベルリン – FCホンブルク (第34節)
クラブ 総計

シーズン途中の移籍:
入団: ラース・ルーネドイツ語版 (←BSCヤング・ボーイズ)
退団: フランク・ハートマン (1960年8月生まれのサッカー選手) (→ハノーファー96)

主審[8]

名前 生年月日 所属協会 担当試合数 備考
ヴォルフ=ディーター・アーレンフェルダー 1944-02-11 ニーダーライン 9 13 0
マンフレート・アメーレル 1947-02-25 バイエルン 4 8 0 ブンデスリーガ担当初年度
カール=ヨーゼフ・アッセンマッハー 1947-05-30 ミッテルライン 11 22 0
ハンス=ハインリヒ・バーニック 1943-02-06 シュレースヴィヒ=ホルシュタイン 8 26 0
ライナー・ボース 1946-08-16 ヘッセン 8 20 1
ジークフリート・ブレーム 1947-02-03 バイエルン 9 25 1
クラウス・ブロスカ 1945-02-18 ヴェストファーレン[ 8 15 0
ホアスト=ペーター・ブルフ 1946-11-22 ザールラント 9 25 1
ノアベアト・ブリュックナー 1947-01-08 ヘッセン 7 21 2
ハンス=ペーター・デルヴィン 1950-03-15 ラインラント 10 20 1
ヴェアナー・フェックラー 1945-06-24 ズュートヴェスト 11 25 2
ペータ-・ガボーア 1940-04-19 ベルリン 9 18 0
ヴィルフリート・ハイトマン 1943-10-04 ニーダーザクセン 10 26 0
ライナー・ユペ 1941-09-11 ヘッセン 8 12 2
ヨアヒム・カウチョーア 1941-09-06 ミッテルライン 9 27 2
ボド・クリーゲルシュタイン 1947-10-24 ベルリン 4 16 0 ブンデスリーガ担当初年度
ヘルムート・クルーク 1956-05-19 ヴェストファーレン 5 14 0 ブンデスリーガ担当初年度
ベアント・クルーゼ (審判員) 1954-05-10 ヴェストファーレン 7 23 0 ブンデスリーガ担当初年度
アントン・マタイス 1947-07-15 ズュートヴェスト 8 22 0
ヴォルフガン・ミーアスヴァ 1947-11-01 ニーダーザクセン 8 19 1 ブンデスリーガ担当初年度
マンフレート・ノイナー 1945-11-20 バーデン 11 19 0
ハンス=ヨアヒム・オスマース 1948-04-07 ブレーメン 9 21 0
ディーター・パウリー 1942-02-14 ニーダーライン 10 32 0
ハンス・プハルスキ 1943-04-10 ニーダーライン 8 20 1 自身唯一のブンデスリーガ担当年度
ヘルムート・ラインシュテットラー 1944-03-13 ヴュルテンベルク 4 6 0 自身唯一のブンデスリーガ担当年度
ハンス=ペーター・シェーファー 1951-04-08 バイエルン 8 23 2 自身唯一のブンデスリーガ担当年度
ローラント・シェーファー (審判員) 1954-01-22 ズュートヴェスト 1 1 0 ブンデスリーガ担当年度
ハンス・ショイエーアー 1949-10-18 バイエルン 9 15 0
アーロン・シュミットフーバー 1947-02-28 バイエルン 21 1
ゲアハート・テオバルト 1949-12-27 ザールラント 9 13 0
カール=ハインツ・トリッチュラー 1949-09-16 ズュートバーデン 11 38 0
ヴォルフ=リューディガー・ウムバッハ 1945-08-07 ニーダーザクセン 9 27 0
ハンス=ユアゲン・ヴェーバー 1955-06-15 ニーダーライン 8 24 0
ハインツ・ヴェアナー (審判員) 1946-08-08 ザールラント 9 11 0
ヴォルフ=ギュンター・ヴィーゼル 1947-11-16 ニーダーザクセン 10 26 0
クート・ヴィトケ 1948-06-28 バーデン 9 15 0
ゲアト・ツィマーマン (審判員) 1951-04-22 シュレースヴィヒ=ホルシュタイン 9 36 1
総計: 306 745 18
出典: weltfussball.de[9]

脚注

注釈

出典

  1. ^ Karel Stokkermans and Andreas Werner (11 Oct 2024). “(West) Germany - List of Champions” (英語). RSSSF. 2025年2月5日閲覧。
  2. ^ Germany 1986/87” (英語). RSSSF. 2025年2月5日閲覧。
  3. ^ Bundesliga Titelträger” (ドイツ語). kicker.de. 2025年2月5日閲覧。
  4. ^ a b Bundesliga Tabelle” (ドイツ語). kicker.de. 2025年2月5日閲覧。
  5. ^ Bundesliga Torjäger 1986/87” (ドイツ語). kicker.de. 2025年2月5日閲覧。
  6. ^ Bundesliga Zuschauer 1986/87” (ドイツ語). kicker.de. 2025年2月5日閲覧。
  7. ^ Bundesliga Einsätze” (ドイツ語). kicker.de. 2025年2月5日閲覧。
  8. ^ Bundesliga Schiedsrichter 1986/87” (ドイツ語). kicker.de. 2025年2月5日閲覧。
  9. ^ Schiedsrichter”. weltfussball.de. 2018年5月23日閲覧。

参考文献

外部リンク




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