トマス・エイキンズとは? わかりやすく解説

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トマス・エイキンズ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/17 10:05 UTC 版)

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トマス・エイキンズ
「自画像」(1904)
生誕 (1844-07-25) 1844年7月25日
フィラデルフィア
死没1916年6月25日(1916-06-25)(71歳)
国籍 アメリカ合衆国
影響を受けた
芸術家
ジャン=レオン・ジェローム
影響を与えた
芸術家
ジェシー・ウィルコックス・スミス

トマス・エイキンズ(Thomas Eakins, 1844年7月25日 - 1916年6月25日)は、アメリカ合衆国の画家・写真家・彫刻家である。実写主義を追求し、アメリカ近代美術の父と呼ばれることもある。

生涯

フィラデルフィア出身。カリグラフィーの教師だった父の仕事ぶりを見て育つ[1]。ペンシルベニア美術アカデミーで学び、1864年から1865年までジェファーソン・メディカル・カレッジ (現在のシドニー・キンメル医科大学) で解剖学を学ぶ。当初は父と同じ職に就くつもりだったが、科学分野に対する興味から次第に医者を志す[2]。1866年から1870年までパリに渡ると、ジャン=レオン・ジェロームに師事する[3]

フィラデルフィアに戻り1878年から母校のペンシルベニア美術アカデミーの教師となるが、考え方を急進的と見なされてしばしば攻撃の的にされた。美術の授業にヌードモデルを使うべきだと主張、ついに1886年には女生徒に男性ヌードを描かせたとして解雇されてしまう。弟子にジェシー・ウィルコックス・スミスがいる。

リアリズムの飽くなき探求から解剖学も学んでいる。1875年には代表作といわれる「グロス・クリニック」を描き、解剖のシーンを扱ったため物議をかもした。この作品は長く母校ジェファーソン・メディカル・カレッジが所有し、2007年にペンシルベニア美術アカデミーとフィラデルフィア美術館の共同所有として6800万アメリカドルで手放した[4]。現在は複製画を掲示している。

作品

「グロス・クリニック」(1875年) ペンシルベニア美術アカデミー・フィラデルフィア美術館
スカルを漕ぐマックス・シュミット」部分 (1871年) メトロポリタン美術館

参考文献

「考える人」(1900年) メトロポリタン美術館

出版年順

脚注

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、トマス・エイキンズに関するカテゴリがあります。

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