デグサ社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/25 09:31 UTC 版)
デグサの発祥は19世紀前半のフランクフルト・アム・マインであった。1837年、バイエルン王国のミュンヘン鋳造所委員会で認可され、1840年に鋳造所が造営された。これが、デグサ現住所のすぐそばにできたという。ヘッセン州のフランクフルトからバイエルンまでは多少離れているが、ミュンヘンの委員会は試みにフランクフルトと同盟してフローリン通貨の供給量をコントロールしようとしていた。この鋳造所で重役を務めたフリードリヒ・レスラーが、市の命令で鋳造所内に貴金属精錬所を設けた。1843年1月にレスラーは自費で運営を始めたが、やがて基金をつくった。フランクフルトからそう遠くない所に化学研究所も設立した。普墺戦争に駆出されたフリードリヒは精錬所を収容されてしまい、そこで二人の兄ヘクターとハインリヒを連れて化学研究所の方に精練事業を移し合名会社にした。
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