テーバイのクラテスとは? わかりやすく解説

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テーバイのクラテス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 18:07 UTC 版)

テーバイのクラテスギリシア語: Κράτης, 英語:Crates of Thebes, 生没年未詳)は、紀元前325年頃が全盛のキュニコス派哲学者。クラテスはアテナイの通りで貧困の生活を送るべく、自分の財産を投げ捨てた。同じ生き方をしたヒッパルキアと結婚した。アテナイの人々からは尊敬され、ストア派の創設者キティオンのゼノンの師としても知られている。クラテスの教えの断片のうち現存する者がいくつかあり、その中には理想的なキュニコス派国家を記したものも含まれる。


  1. ^ a b c d e f ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝』iv.85-93
  2. ^ セネカ『書簡集』10. 1.
  3. ^ a b c プルタルコス『モラリア』
  4. ^ Julian, Orations, 6.201b.
  5. ^ プルタルコス『Symposiacs』2.1.
  6. ^ Julian, Orations, 6.201b from Reale, G., (1980), The Concept of First Philosophy and the Unity of the Metaphysics of Aristotle, page 34. SUNY Press. See also Apuleius, Florida, xiv, who makes a similar statement.
  7. ^ ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝』vii.2
  8. ^ Teles, Fragment 4a, from O'Neill, E., Teles: The Cynic Teacher. Missoula. (1977).
  9. ^ アテナイオス 『Deipnosophists』iv.
  10. ^ Julian, Orations, 6.199d-200a, from Navia, L., Classical Cynicism: A Critical Study, Greenwood Press. (1996).
  11. ^ ホメーロス『オデュッセイア』19. 172-74。「葡萄酒色の大海の真只中に、クレタなる土地があり、美しく肥沃でもあり、四方を海に囲まれております。」松平千秋・訳(岩波書店)
  12. ^ Crates, Fragment 6, from Gutzwiller, K., Guide to Hellenistic Literature, page 136. Blackwell Publishing. (2007).


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