テレスコピックパイプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 05:24 UTC 版)
テレスコピックともいい、中空の相似形の円柱を、大きさの順で内側に内蔵させ、大きい円柱の内側に「かえし」の縁を設け、小さい円柱の外側にかえしの縁を設け、接合したもので伸び縮み出来るものをいう。望遠鏡や釣竿やラジオアンテナや警棒などで利用されている構造である。その他、中空の多角柱でも可能であるが、正四角柱以外は一般的ではない。正四角柱としてはトラス構造の柱であるが、消防車のはしご車の梯子などがある。日本語では、入れ子構造ともいうが、あくまでも相似形の物を大きいものの中に、小さいものを順次入れていく構造のことで、必ずしも伸縮が伴うものではない。身近なものとして、ロシアの民芸品のマトリョーシカがある。
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