ダフユとダスユ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/22 00:48 UTC 版)
ダスユはサンスクリット語においては「敵」「奴隷」などの否定的な意味を伴っているが、『アヴェスター』に用いられるアヴェスター語における同系の語「ダフユ」には、否定的要素がない。これは『リグ・ヴェーダ』の「神(デーヴァ)」や「阿修羅(アスラ)」が、『アヴェスター』の「悪魔(ダエーワ)」や「神(アフラ・マズダー)」であるという関係と似ている。 「ダフユ」 (dahyu) は「人」「男」を意味する「ダフ」 (dah) から派生した語で、「民族」およびその「地方」を意味する。「ダフユ・パティ」 (dahyu-pati) とは、「族長」のことである。
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