ダニー・グリーン_(ボクサー)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ダニー・グリーン_(ボクサー)の意味・解説 

ダニー・グリーン (ボクサー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/18 15:33 UTC 版)

ダニー・グリーン
基本情報
本名 ダニエル・トーマス・グリーン
通称 Green Machine(グリーンマシン)
階級 ライトヘビー級
身長 185cm
リーチ 185cm
国籍 オーストラリア
誕生日 (1973-03-09) 1973年3月9日(52歳)
出身地 西オーストラリア州パース
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 38
勝ち 33
KO勝ち 28
敗け 5
テンプレートを表示

ダニエル"ダニー"トーマス・グリーン(Daniel "Danny" Thomas Green、1973年3月9日 - )は、オーストラリアプロボクサー西オーストラリア州パース出身。元WBA世界ライトヘビー級王者。元WBC世界スーパーミドル級暫定王者世界2階級制覇王者。「Green Machine(グリーンマシン)」の異名を持つ。

略歴

幼少・アマチュア時代

10代の頃はキックボクシング、マーシャルアーツなどの格闘技に情熱を注いだ。20歳の時に初めてアマチュアボクシングの試合に出場する[1]1998年にコモンウェルスゲームスに出場するが準々決勝で敗退した[2]2000年にはオーストラリアのライトヘビー級代表(81kg)として母国で開催されたシドニーオリンピックに出場するが2回戦で敗退した[3]。その後、プロボクサーへ転向する。

アマチュアの戦績は35勝8敗[4]

プロボクサー時代

スーパーミドル級

2001年6月29日、スーパーミドル級でプロデビューを果たし持ち前の爆発力ある攻撃で連勝を重ねた。

2002年11月9日、IBFパンパシフィックスーパーミドル級王座を獲得した。

2003年6月2日、OPBFスーパーミドル級王座も獲得した。

2003年8月16日、WBCスーパーミドル級王者マルクス・バイエルに敵地ドイツで挑戦する。この試合グリーンはダウンを2度奪うなど有利に試合を展開したが、途中でバイエルの負傷により続行不可となった。その後判定でグリーンが故意のバッティングを加えたとして失格負けを喫した。

2003年12月20日、エリック・ルーカスとWBC世界スーパーミドル級暫定王座決定戦を行い、これに6回TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。 2005年3月12日、WBC世界スーパーミドル級王者マルクス・バイエルとの王座統一戦だった。再戦となったこの試合に12回0-2(113-114、112-115、114-114)の判定負けを喫し王座から陥落、暫定王座は正規王座に吸収される形で消滅した。

その後、2006年5月17日、WBA世界スーパーミドル級王座への挑戦権をアンソニー・ムンディンと争うが、12回0-3(113-116、111-118、112-118)の判定負けを喫し挑戦権獲得に失敗した。

ライトヘビー級

ライトヘビー級に階級を上げたグリーンは、2006年9月20日、IBFパンパシフィックライトヘビー級王座およびPABAライトヘビー級暫定王座を獲得した。

2007年1月21日、PABAライトヘビー級正規王者ポール・マードックを2回1分5秒TKO勝ちを収めIBFパンパシフィック王座の初防衛とPABA正規王座の獲得に成功した。

2007年7月18日、IBOアジア太平洋ライトヘビー級王座の獲得、IBFパンパシフィック王座2度目の防衛、PABA王座の暫定王座を含め通算2度目の防衛に成功した。

2007年11月、PABAライトヘビー級王座を返上した。

2007年12月16日、WBA世界ライトヘビー級王者スティーピ・ダービシュと対戦し、12回3-0(118-111、120-108、118-110)の判定勝ちを収め、王座を獲得した。

2008年3月25日、引退を表明し、WBA世界ライトヘビー級王座を返上した[5]

クルーザー級

2009年4月26日、復帰戦を行い、2回KO勝ち。

2009年8月15日、IBO世界クルーザー級王座決定戦でフリオ・セサール・ドミンゲスと対戦し、5回KO勝ちで王座を獲得した。

2009年12月2日、初防衛戦でロイ・ジョーンズ・ジュニアと対戦し、初回TKO勝ちで初防衛に成功した。

2011年7月20日、シドニー・エンターテイメント・センターアントニオ・ターバーと対戦し、グリーンの9回終了時棄権により5度目の防衛に失敗、王座から陥落した。

2011年11月30日、WBC世界クルーザー級王者クシシュトフ・ヴウォダルチクに挑戦するも11回2分15秒TKO負けを喫し、王座獲得に失敗した。

2012年7月25日、西オーストラリア州パースのチャレンジ・スタジアムでダニー・サンティアゴと対戦し、5回2分47秒TKO勝ちを収めた。

2012年11月21日、メルボルンメルボルン・マルチ・パーパス・ベニューで行われたIBO世界クルーザー級王座決定戦でシェーン・キャメロンと対戦し、3-0(116-113、116-112、119-109)の判定勝ちを収めIBO王座の再獲得に成功した。

獲得タイトル

脚注

  1. ^ Grantlee Kieza: Danny Green is ready to ring the bell on a brilliant boxing career”. News.com.au (2012年11月18日). 2014年4月6日閲覧。
  2. ^ 16.Commonwealth Games - Kuala Lumpur, Malaysia - September 13-20 1998”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年3月18日閲覧。
  3. ^ 27.Olympic Games - Sydney, Australia - September 17-30 2000”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年3月18日閲覧。
  4. ^ Danny Green Official Web Site Bioより参照。
  5. ^ Green says there'll be no resurrection after his epiphany smh.com.au(英語) 2008年3月26日

関連項目

外部リンク

空位
前タイトル保持者
西澤ヨシノリ
第9代OPBF東洋太平洋スーパーミドル級王者

2003年6月2日 - 2003年7月(返上)

空位
次タイトル獲得者
西澤ヨシノリ
暫定王座決定戦 対戦者
エリック・ルーカス
WBC世界スーパーミドル級暫定王者
2003年12月20日 - 2005年3月12日
次暫定王者
王座統一戦により消滅
暫定王座決定戦 対戦者
ジェイソン・デリスル
PABAライトヘビー級暫定王者
2006年9月20日 - 2007年1月21日
次暫定王者
王座統一戦により消滅
前王者
ポール・マードック
第8代PABAライトヘビー級王者

2007年1月21日 - 2007年11月(返上)

空位
次タイトル獲得者
ティム・ベル
前王者
スティーピ・ダービシュ
WBA世界ライトヘビー級王者

2007年12月16日 - 2008年3月25日(返上)

空位
次タイトル獲得者
ウーゴ・ガライ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ダニー・グリーン_(ボクサー)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ダニー・グリーン_(ボクサー)」の関連用語

ダニー・グリーン_(ボクサー)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ダニー・グリーン_(ボクサー)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのダニー・グリーン (ボクサー) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS