ターネー・ビル倒壊事故とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ターネー・ビル倒壊事故の意味・解説 

ターネー・ビル倒壊事故

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/02 01:15 UTC 版)

ターネー・ビル倒壊事故
場所 インドマハーラーシュトラ州ターネー
座標 北緯19度8分45.6秒 東経73度2分38.4秒 / 北緯19.146000度 東経73.044000度 / 19.146000; 73.044000座標: 北緯19度8分45.6秒 東経73度2分38.4秒 / 北緯19.146000度 東経73.044000度 / 19.146000; 73.044000
日付 2013年4月4日
死亡者 74人
負傷者 60-62人
テンプレートを表示

ターネー・ビル倒壊事故(ターネー・ビルとうかいじこ)は、2013年4月4日夜(現地時間)、インドマハーラーシュトラ州ムンバイ近郊のターネーで起きた建造物崩壊事故。建設中の7階建てビルが突然トランプジェンガの如く倒壊し、74人が死亡した[1]

背景

インドでは急増する人口と都市部への集中の亢進から住宅需要が逼迫し、住宅供給が追いつかぬあまり違法建築や粗悪な住宅が大量に建てられる事態となっていた。崩壊した建物もその一つであり、施工業者が正規の免許を持っていなかったばかりか義務付けられていた設計図の当局への提出もされておらず敷地も森林を不法に造成したものだった。加えて事故発生時には建物が完工していない状態(6階までの躯体が完了し7階部分を建設中)で、建設従事者の家族など35世帯が既に建物内に居住していたが居住証明を取得していなかった。しかも同じ様な建物を崩壊したのも含めて8棟建設中だった。

州当局も全く手をこまねいた訳ではなく、リモートセンシングによる違法建築の把握や裁判所や行政による強制撤去などの施策を講じていたが実効性を伴うものではなかった。州議会議員からは欠陥が指摘されていたが当局からは無視され、更に不法建築を告発した建築業者が何者かに暗殺されている。

脚注

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ターネー・ビル倒壊事故のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ターネー・ビル倒壊事故」の関連用語

ターネー・ビル倒壊事故のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ターネー・ビル倒壊事故のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのターネー・ビル倒壊事故 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS