タークー_(水雷艇)とは? わかりやすく解説

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タークー (水雷艇)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/01 10:24 UTC 版)

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SMS タークー
座礁したタークー(1913年10月)
基本情報
建造所 シーシャウドイツ語版社(ドイツ)
運用者 清国海軍
 ドイツ帝国海軍
艦種 駆逐艦水雷艇
級名 海龍級駆逐艦
艦歴
進水 1898年
竣工 1899年
就役 1899年頃(清国海軍)
1900年(ドイツ帝国海軍)
退役 1914年10月頃
改名 海青→タークー
要目(ドイツ帝国海軍編入後)
排水量 280トン
全長 59.0m
最大幅 6.4m
吃水 2.55m
機関 三段膨張式レシプロ機関
推進 スクリュー2軸
最大速力 32ノット(時速約59km)
乗員 57人
兵装 50mm単装砲×2基
45cm魚雷発射管×2基
出典は原則としてConway's[1]
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SMS タークードイツ語: SMS Taku)は、1898年に進水したドイツ帝国海軍水雷艇である。元は清国海軍の海龍級駆逐艦

艦歴

清国海軍の海龍級駆逐艦の1隻として、ドイツのシーシャウドイツ語版社で建造された。1900年の義和団の乱八カ国連合軍によって姉妹艦3隻とともに鹵獲されて、ドイツに戦利品として配分された。艦名は鹵獲地点の大沽砲台にちなむもので、イギリス・フランスに配分された姉妹艦も同様に改名している[2]。元の艦種は駆逐艦であるが、ドイツ帝国海軍編入後の類別は水雷艇である(ドイツにおける艦種区分はグロース・トルピードボート参照)。

ドイツ海軍への編入に際して、備砲を6門から2門に軽減する改装を受けた[1]。そのまま中国駐留のドイツ東洋艦隊に配備されていたが、1913年10月22日に座礁事故を起こした。翌1914年に第一次世界大戦が勃発した際には戦力となる状態ではなく[3]、根拠地の膠州湾租借地に留まったまま、同年10-11月の青島の戦いで失われた。

脚注

  1. ^ a b Gardiner (1979) , p. 265.
  2. ^ Gardiner (1979) , p. 400.
  3. ^ 三野(2004年)、255頁。

参考文献

  • 三野正洋、古清水政夫『死闘の海―第一次世界大戦海戦史』光人社〈光人社NF文庫〉、2004年。
  • Gardiner, Robert, ed (1979). Conway's All the World's Fighting Ships, 1860-1905. London: Conway Maritime Press. 

関連項目


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