タグの付加法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 05:23 UTC 版)
通常はヒスチジン6残基からなるタグ(6xHisタグ)を目的のタンパク質のN末端やC末端に付加する。どちらの末端に付加するかはタンパク質の性質やどうやってタグを除去するかによって決められる。末端がタンパク質内部に埋もれていたり、タンパク質の機能に重要だったりすることもある。そういう場合にはその反対側の末端を使うことになる。また入手が容易なたいていのエキソペプチダーゼはN末端側からしかHisタグを除去できないため、C末端のタグを除去したい場合には他の方法を使うことになる。 Hisタグを付加するには2つの方法がある。Hisタグを末端に付加するようなベクターにタンパク質遺伝子を挿入するのが簡単な方法である。Hisタグは短いため、ヒスチジンをコードするコドン(CATとCAC)が連続した配列を含むようなプライマーを用意し、それを使ってPCRを行うことでタンパク質遺伝子にHisタグを付加することもできる。
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