タイムトラベル物語の類型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 14:49 UTC 版)
「タイムトラベル」の記事における「タイムトラベル物語の類型」の解説
タイムトラベルを舞台設定として利用する物語作品には、いくつかの類型がある。 A. 手段による類型 タイムトラベルを実現するメカニズム、「タイムマシン」によるもの。「タイムマシン」は、エンリケ・ガスパール・イ・リンバウの1887年の作品『時間遡行者』で発案され、1895年にハーバート・ジョージ・ウェルズが発表した『タイム・マシン』で広まったとされる。 登場人物の強い願望、あるいは個人的な超能力に由来するもの。 何らかの天変地異が原因で受動的に引き起こされるもの。この類型については「タイムスリップ」や「タイムクェイク(時震)」などと呼ばれる場合がある。 何らかのゲート(門)が設定され、そのゲートの両側が異なる時間に開いており、そこを行き来することでタイムトラベルが実現されるもの。 B. 主人公の意図との関係による類型 目的地を定めての意図的なタイムトラベルが行われるもの。 いつの時代にタイムトラベルするかが分からない・制御不可能なもの。 何らかの不測の事態によってタイムトラベルをしてしまい、そこから物語が始まるもの。しばしば主人公たちはタイムトラベルをしたことにしばらく気付かない。 明確なタイムトラベルは結末に至るまで示されず、種明かしとしてタイムトラベルが生じていたことが明らかになるもの。
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