ソーダ南部石(Natronambulite)

岩手県下閉伊郡田野畑村田野畑鉱山
(Na,Li)Mn42+Si5O14(OH) 画像の幅約2.5cm
写真左側の橙色をした部分がソーダ南部石です。
南部石のリチウム(Li)の半分以上がナトリウム(Na)に置換した鉱物が
ソーダ南部石です。
岩手県下閉伊郡田野畑村田野畑鉱山で発見された鉱物で、上記の
化学組成からソーダ南部石と名付けられました。
ソーダ南部石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 08:17 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ソーダ南部石(ソーダなんぶせき、 Natronambulite)は、1985年に発表された日本産新鉱物で、国立科学博物館の鉱物学者松原聰などにより、岩手県の田野畑鉱山で発見された[1]。化学組成は(Na,Li)(Mn,Ca)4Si5O14(OH)で、三斜晶系。東北大学の鉱物学者であった南部松夫の業績をたたえて命名された南部石のアルカリ金属のサイトが、リチウムではなくナトリウムの卓越する組成となったものである。
脚注
- ^ Matsubara, S. et al. (1985): Natronambulite, (Na,Li)(Mn,Ca)4Si5O14(OH), mineral from the Tanohatamine, Iwate Prefecture, Japan. Mineral. Jour., 12, 332-340.
関連項目
外部リンク
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