ソウルベリー子爵とは? わかりやすく解説

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ソウルベリー子爵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/03 17:23 UTC 版)

ソウルベリー子爵
Viscount Soulbury

紋章記述

Arms:Sable on a Chevron Or between three Plates each charged with a Cross Patty Gules a Ram's Head erased of the first Crest:A Plate charged with a Ram's Head erased per pale Gules and Sable Supporters:On either side a Raven proper charged with a Plate thereon a Cross Patty Gules
創設時期 1954年7月16日
創設者 エリザベス2世
貴族 連合王国貴族
初代 初代子爵ハーウォルド・ラムズボサム英語版
現所有者 4代子爵オリヴァー・ラムズボサム
相続人 ハーウォルド・ラムズボサム閣下
付随称号 ソウルベリー男爵
現況 存続
モットー 力ではなく美徳によって
(Non Vi Sed Virtute)

ソウルベリー子爵英語: Viscount Soulbury)はイギリスの子爵貴族連合王国貴族爵位。保守党の政治家ハーウォルド・ラムズボサム英語版が1954年に叙位されたことに始まる。

歴史

ハーウォルド・ラムズボサム(1887-1971)年金担当相英語版教育庁長官英語版等の顕職を歴任した保守党の政治家である[1][2][3]。彼は1941年に連合王国貴族として「バッキンガム州ソウルベリーのソウルベリー男爵(Baron Soulbury, of Soulbury in the County of Buckingham)」に叙された[2][3][4]。ハーウォルドはさらにセイロン総督退任後の1954年に「バッキンガム州ソウルベリーのソウルベリー子爵(Viscount Soulbury, of Soulbury in the County of Buckingham)」に昇叙したが[2][3][5]、これがソウルベリー子爵家の端緒となる。初代子爵の死後は、長男ジェームズが爵位を相続した[3]

2代子爵ジェームズ(1915–2004)は1999年の貴族院法制定まで貴族院に議席を有した[註釈 1][6]。彼に子がなかったため、爵位は弟ピーターが継承した[3]

3代子爵ピーター(1919–2010)は襲爵以前は外交官として活動して、駐米英国大使キプロス高等弁務官英語版バミューダ総督英語版を歴任している[3][7]。彼は晩年の2004年に爵位を兄より継いだのち2010年に死去、爵位は長男オリヴァーが継いでいる[3]

4代子爵オリヴァー(1943-)2020年現在のソウルベリー子爵家当主である。

爵位と一族にかかるモットーは、『力ではなく美徳によって(Non Vi Sed Virtute)[3]

現当主の保有爵位

現当主である第4代ソウルベリー子爵オリヴァー・ラムズボサムは以下の爵位を有する[3]

  • 第4代バッキンガム州ソウルベリーのソウルベリー子爵(4th Viscount Soulbury, of Soulbury in the County of Buckingham)
    (1954年7月16日の勅許状による連合王国貴族爵位)
  • 第4代バッキンガム州ソウルベリーのソウルベリー男爵(4th Baron Soulbury, of Soulbury in the County of Buckingham)
    (1941年8月6日の勅許状による連合王国貴族爵位)

ソウルベリー子爵(1954年)

  • 初代ソウルベリー子爵ハーウォルド・ラムズボサム英語版 (1887–1971)
  • 第2代ソウルベリー子爵ジェームズ・ハーウォルド・ラムズボサム英語版 (1915–2004)
  • 第3代ソウルベリー子爵ピーター・エドワード・ラムズボサム英語版 (1919–2010) (ただし、その生涯で爵位の称号を用いず)
  • 第4代ソウルベリー子爵オリヴァー・ピーター・ラムズボサム (1943-) (ただし、爵位の称号を用いず)

爵位の法定推定相続人は、現当主の息子であるエドワード・ハーウォルド・ラムズボサム閣下(1966-)。

脚注

註釈

  1. ^ ただし、1975年に議員となり1999年に議席喪失するまでの発言数は0[6]

出典

  1. ^ "No. 34324". The London Gazette (英語). 18 September 1936. p. 5999.
  2. ^ a b c Mosley, Charles, ed (2003). Burke's Peerage, Baronetage & Knightage. 3 (107 ed.). Wilmington, Delaware, U.S.A.: Burke's Peerage. p. 3684 
  3. ^ a b c d e f g h i Soulbury, Viscount (UK, 1954)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2020年6月21日閲覧。
  4. ^ "No. 35241". The London Gazette (英語). 8 August 1941. p. 4565. 2020年6月22日閲覧
  5. ^ "No. 40232". The London Gazette (英語). 16 July 1954. p. 4164. 2020年6月22日閲覧
  6. ^ a b Mr James Ramsbotham (Hansard)”. api.parliament.uk. 2020年6月22日閲覧。
  7. ^ Janus: British Diplomatic Oral History Programme”. janus.lib.cam.ac.uk. 2020年6月22日閲覧。

ソウルベリー子爵(1954年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 23:33 UTC 版)

「ソウルベリー子爵」の記事における「ソウルベリー子爵(1954年)」の解説

初代ソウルベリー子爵ハーウォルド・ラムズボサム(英語版) (1887–1971) 第2代ソウルベリー子爵ジェームズ・ハーウォルド・ラムズボサム(英語版) (1915–2004) 第3代ソウルベリー子爵ピーター・エドワード・ラムズボサム(英語版) (19192010) (ただし、その生涯爵位称号用いず) 第4代ソウルベリー子爵オリヴァー・ピーター・ラムズボサム (1943-) (ただし、爵位称号用いず) 爵位法定推定相続人は、現当主の息子であるエドワード・ハーウォルド・ラムズボサム閣下(1966-)。

※この「ソウルベリー子爵(1954年)」の解説は、「ソウルベリー子爵」の解説の一部です。
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