セム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/15 01:16 UTC 版)
セムは、旧約聖書創世記の第6章から11章にかけての「ノアの方舟」のエピソードに出てくる人物で、ノアの3人の息子のうちの一人。他の2人はハム、ヤペテ。
- ^ 『創世記』第9章24節
- ^ 『創世記』第10章21節
- ^ 『七十人訳ギリシア語聖書 モーセ五書』秦剛平訳、講談社、2017年、ISBN 978-4-06-292465-8、P785注30・P789注78。
なお、後述のヨセフスもこちらの版を参考文献にしている(『ユダヤ古代誌』第I巻vi章4節)のでセムを「3番目の息子」としている。 - ^ 『創世記』第9章
- ^ 七十人訳聖書『創世記』第10章22節と11章12-13節にはセムの息子とアルパクシャドとシェラの間に、それぞれヘブライ語版にはない「カイナン」という人物が登場するが、七十人訳聖書を参考にしているヨセフスも一切彼について触れていないので誤植と判断した。
- ^ フラウィウス・ヨセフス 著、秦剛平 訳『ユダヤ古代誌1』株式会社筑摩書房、1999年、ISBN 4-480-08531-9、P65-67。
- ^ アブラハムと後妻ケトラの孫になるエフェルのみ、リビアに移住して「アフリカ」の語源になったとヨセフスは記述している。
- ^ 創世記(口語訳)#11:10,11
- ^ 江村裕文 (2014) (PDF). 「アフロアジア」について. 法政大学国際文化学部. p. 35 .
- ^ 佐藤寛 『イエメン―もうひとつのアラビア』アジア経済研究所、1994年、27頁。ISBN 978-4258050895。
- 1 セムとは
- 2 セムの概要
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