スネッケ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 20:34 UTC 版)
スネッケ (snekke) は、ロングシップと考えられる船の中では最小のものである。通常のスネッケは全長17m、全幅2.5m、喫水はわずか0.5mである。搭載人員は約25名である。 スネッケは最も普通に使われた船である。歴史伝承によれば、カヌート大王は1028年にノルウェーで1,400隻を使った。またウィリアム征服王は1066年のブリテン侵攻に600隻を用いた。 ノルウェーのスネッケは深いフィヨルドや大西洋型気候の地域に向くように造られており、沿岸や海浜用に作られたデンマークのものより喫水が深い。スネッケは特に軽く造られ港を持つ必要も無かった。単に海浜に持ち上げるか、陸路輸送のために船体を担いでいくこともあった。 スネッケはバイキングの時代が終わった後も改良され続け、例えばノルウェー人はより大きく重い船を造っている。
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