スカラー・モデリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 02:06 UTC 版)
「状態方程式 (宇宙論)」の記事における「スカラー・モデリング」の解説
一種の完全流体の状態方程式をスカラー場 ϕ {\displaystyle \!\phi } と見なし、 w = 1 2 ϕ ˙ 2 − V ( ϕ ) 1 2 ϕ ˙ 2 + V ( ϕ ) , {\displaystyle {w={\frac {{\frac {1}{2}}{\dot {\phi }}^{2}-V(\phi )}{{\frac {1}{2}}{\dot {\phi }}^{2}+V(\phi )}},}} ここで、 ϕ ˙ {\displaystyle \!{\dot {\phi }}} は スカラー場の時間微分であり、 V ( ϕ ) {\displaystyle \!V(\phi )} はポテンシャルエネルギーである。自由な ( V = 0 ) {\displaystyle \!(V=0)} スカラー領域は w = 1 {\displaystyle \!w=1} 、運動エネルギーが消失したものは宇宙定数に相当し、すなわち w = − 1 {\displaystyle \!w=-1} である。その間の状態方程式は、いずれもPhantom Divide Line (PDL) として知られる w = − 1 {\displaystyle \!w=-1} の障壁をまたがらないようにすることができ、宇宙論の多くの現象について有用なスカラー場モデルになっている。
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