スウィーニー・トッド_(ミュージカル)とは? わかりやすく解説

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スウィーニー・トッド (ミュージカル)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/09 04:43 UTC 版)

スウィーニー・トッド
Sweeney Todd
The Demon Barber of Fleet Street
作曲 スティーヴン・ソンドハイム
作詞 スティーヴン・ソンドハイム
脚本 ヒュー・ホイーラー
原作 クリストファー・ボンド
スウィーニー・トッド
初演 1979年3月1日 – ユーリス・シアター、ニューヨーク
上演
  • 1979年 ブロードウェイ
  • 1980年 全米ツアー
  • 1980年 ウェスト・エンド
  • 1989年 ブロードウェイ・リバイバル
  • 1993年 ウェスト・エンド・リバイバル
  • 2004年 ウェスト・エンド・リバイバル
  • 2005年 ブロードウェイ・リバイバル
  • 2009年 全英 & アイルランド・ツアー
  • 2012年 ウェスト・エンド・リバイバル
  • 2017年 オフ・ブロードウェイ
  • 2023年 ブロードウェイ・リバイバル
  • 2025年 全米ツアー
受賞
  • トニー賞 ベスト・ミュージカル
  • トニー賞 ベスト脚本
  • トニー賞 ベスト・スコア
  • ローレンス・オリヴィエ賞 ベスト・ニュー・ミュージカル
  • 1994年 ローレンス・オリヴィエ賞 ベスト・ミュージカル・リバイバル
  • 2012年 ローレンス・オリヴィエ賞 ベスト・ミュージカル・リバイバル
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スウィーニー・トッド』(原題 Sweeney Todd, the Demon Barber of Fleet Street)は、19世紀イギリスの伝説、スウィーニー・トッドを題材としたミュージカルである。

ヒュー・ホイーラー脚本、スティーヴン・ソンドハイム作詞作曲。1979年3月1日初演。

あらすじ

19世紀イギリスのロンドン、フリート街

流罪となった、理髪師ベンジャミン・バーカー。残した妻と幼い娘を想い流刑地から脱獄した彼は、漂流しているところを水夫アンソニーに助けられる。アンソニーの乗る船で15年振りにロンドンに戻ったベンジャミン・バーカーは、スウィーニー・トッドと名を変え、フリート街にあった自分の理髪店へと向かう。

そこで彼は、かつての店の大家であったパイ屋のミセス・ラヴェットと再会する。彼女から妻と娘に起きた悲劇を聞かされ、自分が無実の罪を着せられたことを悟った彼は、全ての元凶であるターピン判事に復讐を誓う。

公演記録

1979年ブロードウェイ初演

1979年3月1日 - 1980年6月29日 ブロードウェイ/ユーリス劇場/577公演

オリジナル・キャスト

  • スウィーニー・トッド(復讐に燃える床屋):レン・キャリオウ
  • ミセス・ラヴェット(パイ屋の主):アンジェラ・ランズベリー
  • 乞食女(スウィーニーの周囲に現れる謎の女):メール・ルイーズ
  • ジョアンナ(スウィーニーの娘。ターピン判事の養女):サラ・ライス
  • アンソニー・ホープ(ジョアンナに心を寄せる若き船乗り):ヴィクター・ガーバー
  • ターピン判事(スウィーニーを無実の罪に落とし入れた張本人):エドモンド・リンテック
  • ビードル・バンフォード(タービンの子飼いの役人):ジャック・エリック・ウィリアムス
  • トバイアス・ラグ(ミセス・ラヴェットを慕う、素朴で純粋な青年):ケン・ジェニングス

オリジナル・スタッフ

  • ディレクター:ハロルド・プリンス
  • 演出・振付:Larry Fuller
  • 美術:Eugene Lee
  • 衣裳:Franne Lee
  • 照明:Ken Billington

ほかの主な公演

  • 1980年ウェスト・エンド公演
  • 1989年ブロードウェイ再演
    • 1989年9月14日 - 1990年2月25日 ブロードウェイ/スクエア劇場/189公演
1989年度トニー賞に6部門ノミネート。ミュージカル演出賞とミュージカル音響デザイン賞を受賞
  • 2005年ブロードウェイ再再演
    • 2005年11月3日 - 2006年9月3日 ブロードウェイ/ユージンオニール劇場/384公演
  • 2023年ブロードウェイ再再再演
    • 2023年3月36日 - ブロードウェイ/ラント=フォンタン劇場/現在上演中

  トーマス・カイルによる新演出。2023年度トニー賞に6部門ノミネート。レコーディングアルバムが、2023年度グラミー賞最優秀ミュージカル・ショー・アルバム賞にノミネート。

受賞

1979年度トニー賞8部門受賞

  • 最優秀ミュージカル作品賞
  • 最優秀ミュージカル脚本賞
  • 最優秀作詞作曲賞
  • 最優秀ミュージカル主演男優賞
  • 最優秀ミュージカル主演女優賞
  • 最優秀ミュージカル演出賞
  • 最優秀ミュージカル装置デザイン賞
  • 最優秀ミュージカル衣装デザイン賞

日本における公演

初演

1981年に鈴木忠志演出、市川染五郎(現・松本白鸚)鳳蘭主演で帝国劇場で上演された。

亜門版

2007年、26年ぶりの上演となり、大竹しのぶのミュージカル初主演としても話題になった。

スタッフ

演出:宮本亜門
主催・企画・制作:フジテレビホリプロ

キャスト

公演記録

年月日 会場
2007年1月5日 - 2007年1月29日 東京・日生劇場
2007年2月2日 - 2007年2月3日 松本・松本市民芸術館
2007年2月8日 - 2007年2月10日 愛知・愛知厚生年金会館
2007年2月15日- 2007年2月18日 大阪・イオン化粧品シアターBRAVA!
2007年2月22日 - 2007年2月24日 福岡・北九州芸術劇場

亜門版再演

2011年、宮本亜門演出で再演された。

スタッフ

演出:宮本亜門
主催・企画・制作:フジテレビジョン・ホリプロ

キャスト

  • スウィーニー・トッド:市村正親
  • ミセス・ラヴェット:大竹しのぶ
  • 乞食女:キムラ緑子
  • ジョアンナ:ソニン
  • アンソニー:田代万里生
  • ターピン判事:安崎求
  • ビードル:斉藤暁
  • トバイアス:武田真治

公演記録

年月日 会場
2011年5月14日 - 6月5日 東京・青山劇場
2011年6月9日 - 6月12日 大阪・シアターBRAVA!
2011年6月18日 - 6月19日 広島・ALSOKホール
2011年6月25日 長崎・ブリックホール
2011年7月1日 - 7月3日 愛知・愛知県芸術劇場
2011年7月9日 - 7月10日 神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場

亜門版3回目公演

2013年、宮本亜門演出で再々演が決定した。

スタッフ

演出:宮本亜門
主催・企画・制作:フジテレビジョン・ホリプロ

キャスト

  • スウィーニー・トッド:市村正親
  • ミセス・ラヴェット:大竹しのぶ
  • 女乞食:芳本美代子
  • ジョアンナ:高畑充希
  • アンソニー:柿澤勇人
  • ターピン判事:安崎求
  • ビードル:斉藤暁
  • トバイアス:武田真治

公演記録

年月日 会場
2013年5月5日 - 5月6日 神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場
2013年5月10日 - 5月12日 大阪・シアターBRAVA!
2013年5月16日 - 6月2日 東京・青山劇場
2013年6月8日 - 6月9日 愛知・愛知県芸術劇場

亜門版4回目公演

2016年、宮本亜門演出で再々演が決定した。[1]

スタッフ

演出:宮本亜門
主催・企画・制作:フジテレビジョン・ホリプロ

キャスト

  • スウィーニー・トッド:市村正親
  • ミセス・ラヴェット:大竹しのぶ
  • 女乞食:芳本美代子
  • ジョアンナ:唯月ふうか
  • アンソニー:田代万里生
  • ターピン判事:安崎求
  • ビードル:斉藤暁
  • トバイアス:武田真治

公演記録

年月日 会場
2016年4月14日 - 5月8日 東京・東京芸術劇場 プレイハウス
2016年5月13日 - 5月15日 大阪・シアターBRAVA!
2016年5月20日 - 5月22日 愛知・愛知県芸術劇場 大ホール

亜門版5回目公演

2024年、宮本亜門演出で再々演が決定した

スタッフ

演出:宮本亜門
主催・企画・制作:フジテレビジョン・ホリプロ

キャスト

公演記録

年月日 会場
2024年3月9日 - 30日 東京・東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
2024年4月12日 - 14日 宮城・東京エレクトロンホール宮城
2024年4月19日 - 21日 埼玉県・ウェスタ川越 大ホール
2024年4月27日 - 29日 大阪府・梅田芸術劇場 メインホール

脚注

  1. ^ Inc, Natasha. “市村正親×大竹しのぶ最後のスウィーニー・トッド「次のコンビはあの2人」”. ステージナタリー. 2019年2月21日閲覧。

関連項目

外部リンク




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