ジェネス・ジェプコスゲイとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 陸上競技関係者 > 中距離走の関係者 > 中距離走の選手 > ジェネス・ジェプコスゲイの意味・解説 

ジェネス・ジェプコスゲイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/02 14:46 UTC 版)

ジェネス・ジェプコスゲイ
ジェネス・ジェプコスゲイ
選手情報
フルネーム ジェネス・ジェプコスゲイ
国籍  ケニア
種目 中距離走
生年月日 (1983-12-13) 1983年12月13日(39歳)
生誕地 リフトバレー州ナンディ県
身長 167cm
体重 47kg
自己ベスト
800m 1分56秒04 (2007年)
1500m 4分02秒32 (2011年)
獲得メダル
陸上競技
オリンピック
2008 北京 800 m
世界陸上選手権
2007 大阪 800 m
2009 ベルリン 800 m
2011 テグ 800 m
編集 

ジェネス・ジェプコスゲイ(Janeth Jepkosgei, 1983年12月13日 - )は、ケニアの陸上競技選手。2008年北京オリンピックの銀メダリストである。リフトバレー州ナンディ県カビリルサング出身。

経歴

ジェプコスゲイは、男子800mの世界記録保持者ウィルソン・キプケテル北京オリンピック800m金メダルのウィルフレッド・ブンゲイを輩出しているカビリルサング村で生まれ育った。小学校から陸上をはじめ、1998年からはケニアの有力な女性ランナーを輩出しているシンゴレ女子高校に進学。七種競技の選手としてケニアの高校チャンピオンに輝いたこともあった。しかし、当時の専門は400mハードルであった。1999年の世界ユース陸上選手権のケニアの選考レースに出場しようとしたが、この種目は選考レースのプログラムになかったので800mに出場。2位となりケニア代表となった。しかし、ポーランドブィドゴシュチュの世界ユースでは決勝に残れず敗退している。

2000年には、400mハードルと800mの2種目でケニアの高校チャンピオンに輝く。同年開催された東アフリカユース選手権では、400mハードルで優勝。800mでは2位となっている。

2001年からエルドレッドにあるトレーニングセンターでトレーニングを開始。1988年ソウルオリンピック金メダリストのポール・エレングの指導の下、同年のアフリカジュニア選手権の800mで銀メダル。2002年にはジャマイカで開催された世界ジュニア選手権で金メダルを獲得した。

2003年には、オールアフリカゲームズの800mに出場。しかし予選で敗れ決勝進出はならなかった。2004年アテネオリンピックの年、800mのケニア代表を決める代表選考レースで優勝。しかし、参加標準記録を突破することができなかったためオリンピック代表となることはできなかった。同様に、翌2005年、ヘルシンキ世界選手権代表を決める選考レースでも優勝したが、参加標準記録Bを破ったものの、参加標準Aを突破することができなかったため、世界選手権に出場することはできなかった。

ジェプコスゲイは2006年に躍進の年を迎える。3月24日にメルボルンで開催されたコモンウェルスゲームズの800mに出場。モザンビークマリア・ムトラらに勝利し、1分57秒88で金メダルを獲得。また、同年のアフリカ選手権の800mでも優勝。この年、2度にわたり800mのケニア記録を更新し、同年のケニア・スポーツウーマンオブザイヤーを受賞。

さらに、翌2007年8月28日、大阪で開催された世界選手権の800mで1分56秒04のケニア新記録で金メダルを獲得。この種目ではケニアの女性選手としてはじめての金メダルを獲得した。この年2年連続でケニア・スポーツウーマンオブザイヤーを受賞。

2008年になると、ジェプコスゲイの前に、ケニアに19歳の新鋭パメラ・ジェリモが突如現れ、ジェリモに5月24日に前年に作ったケニア記録を破られた。2人は、北京オリンピックでも対戦。ジェプコスゲイは、ジェリモに敗れたものの、初めてのオリンピックで銀メダルを獲得した。

自己ベスト

  • 800m - 1分56秒04 (2007年8月28日)
  • 1000m - 2分37秒98 (2002年8月28日)
  • 1500m - 4分02秒32 (2011年9月16日)

主な実績

大会 場所 種目 結果 記録
2002 世界ジュニア陸上選手権 キングストン(ジャマイカ) 800m 1位 2分00秒80
2006 コモンウェルスゲームズ メルボルン(オーストラリア) 800m 1位 1分57秒88
2006 IAAFワールドアスレチックファイナル シュトゥットガルト(ドイツ) 800m 2位 1分59秒10
2006 IAAF陸上ワールドカップ アテネ(ギリシャ) 800m 2位 2分00秒09
2007 世界陸上選手権 大阪(日本) 800m 1位 1分56秒04
2007 IAAFワールドアスレチックファイナル シュトゥットガルト(ドイツ) 800m 1位 1分57秒87
2008 オリンピック 北京(中国) 800m 2位 1分56秒07
2008 IAAFワールドアスレチックファイナル シュトゥットガルト(ドイツ) 800m 2位 1分58秒41
2009 世界陸上選手権 ベルリン(ドイツ) 800m 2位 1分57秒90
2011 世界陸上選手権 テグ(韓国) 800m 3位 1分57秒42

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジェネス・ジェプコスゲイ」の関連用語

ジェネス・ジェプコスゲイのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジェネス・ジェプコスゲイのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジェネス・ジェプコスゲイ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS