シロクマ実験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 07:12 UTC 版)
アメリカの心理学者であるダニエル・ウェグナーは、以下の記憶力を試す「シロクマ実験」を行い、その説明のために皮肉過程理論を提唱した。 A・B・Cの3つの実験参加者グループを用意する。 すべてのグループにシロクマの1日を追った同じ映像を見せる。 Aグループの参加者には、シロクマのことを覚えておくように言う。 Bグループの参加者には、シロクマのことを考えても考えなくてもいいと言う。 Cグループの参加者には、シロクマのことだけは絶対に考えないでくださいと言う。 一定の時間が経ったあと、実験協力者に映像について覚えているかを尋ねる。 この実験において、最も映像について詳しく覚えていたグループは「絶対に考えないで下さい」と言われたCグループであった。
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