シリンクス (小惑星)とは? わかりやすく解説

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シリンクス (小惑星)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/05 20:36 UTC 版)

シリンクス
3360 Syrinx
仮符号・別名 1981 VA
分類 地球近傍小惑星
軌道の種類 アポロ群
火星横断
発見
発見日 1981年11月4日
発見者 E. F. ヘリン
R. S. ダンバー
軌道要素と性質
元期:2012年3月14日 (JD 2,456,000.5)
軌道長半径 (a) 2.468 AU
近日点距離 (q) 0.634 AU
遠日点距離 (Q) 4.303 AU
離心率 (e) 0.743
公転周期 (P) 3.88
軌道傾斜角 (i) 21.41
近日点引数 (ω) 62.15 度
昇交点黄経 (Ω) 243.94 度
平均近点角 (M) 320.02 度
物理的性質
直径 1.8 km
絶対等級 (H) 16.3
アルベド(反射能) 0.17
Template (ノート 解説) ■Project

シリンクス (3360 Syrinx) はアポロ群で、公転軌道が火星と交叉する火星横断小惑星である。パロマー山天文台エレノア・ヘリンとR・スコット・ダンバーによって発見された。

この小惑星は21世紀の間に地球の 40Gm以内(月までの距離の約100倍)に3回近づくと予測されている。2039年に 33 Gm、2070年に 40 Gm、2085年に 24 Gmまで近づく。なお、2012年9月20日には0.4192AU(62.71Gm)まで近づき[1]、17.0等級で観測できる[2]と予測されている(11月23日に16等級で観測できるという予測もある[2])。

ギリシャ神話の川の妖精シュリンクスから命名された。この妖精の名はカール・ニールセンの曲、『パンとシュリンクス』でも知られる。この小惑星は命名されたのが遅く、長い間、名前のない小惑星のうち、小惑星番号の最も小さいものであった。

脚注

  1. ^ JPL Close-Approach Data: 3360 Syrinx (1981 VA)” (2009-01-22 last obs). 2012年5月5日閲覧。
  2. ^ a b NEODys (3360) Syrinx Ephemerides for 20 September 2012”. Department of Mathematics, University of Pisa, Italy. 2012年5月5日閲覧。

関連項目

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