シアン酸エステル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/28 08:29 UTC 版)
シアン酸エステルの一般構造式は R − O − C ≡ N {\displaystyle {\ce {R-O-C{\equiv }N}}} と表される(R は有機基)。この中で1価の官能基 − O − C ≡ N {\displaystyle {\ce {-O-C{\equiv }N}}} はシアナト基 (cyanato group) と呼ばれる。有機基 R が窒素に結合した構造異性体 R − N ≡ C = O {\displaystyle {\ce {R-N{\equiv }C=O}}} はイソシアネート(イソシアン酸エステル)と呼ばれ、区別される。 アリールイソシアネートは、フェノールとシアン化塩素に塩基を作用させて得られる。 Ar − OH + ClCN ⟶ Ar − O − C ≡ N {\displaystyle {\ce {{Ar-OH}+ClCN->Ar-O-C\equiv N}}}
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