ザ・ジョディ・グラインド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/02 10:10 UTC 版)
『ザ・ジョディ・グラインド』 | ||||
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ホレス・シルヴァー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1966年11月2日(#1, #3, #6)、11月23日(#2, #4, #5) ニュージャージー州 ヴァン・ゲルダー・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | ブルーノート・レコード | |||
プロデュース | アルフレッド・ライオン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ホレス・シルヴァー アルバム 年表 | ||||
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『ザ・ジョディ・グラインド』(The Jody Grind)は、アメリカ合衆国のジャズ・ピアニスト、ホレス・シルヴァーが1966年に録音・1967年に発表したスタジオ・アルバム。
解説
新メンバーのタイロン・ワシントンは、学友であったウディ・ショウの推薦により、1966年夏にシルヴァー・クインテットに加入した[3]。前作『ザ・ケープ・ヴァーディーン・ブルース』と同様、クインテットによる録音と、ゲストを迎えた3管編成の曲が混在しており、本作に参加したジェームス・スポルディングは、既にフレディ・ハバード、グラント・グリーン、ウェイン・ショーター、デューク・ピアソン、ボビー・ハッチャーソンのブルーノート・レコードにおける録音に参加し[3]、本作では1966年11月23日録音の3曲に参加した[1]。
スティーヴ・ヒューイはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「ホレス・シルヴァーは『ザ・ケープ・ヴァーディーン・ブルース』で、些か現代的な方向性に寄っていたのに対し、続く『ザ・ジョディ・グラインド』では、彼のトレードマークであるファンキー・ジャズに回帰した」「アルバム全編にわたって、優れたグルーヴと引き締まったソロを聴くことができ、シルヴァーの音楽の美点をよく表している」と評している[2]。
収録曲
全曲ともホレス・シルヴァー作。
- ザ・ジョディ・グラインド - "The Jody Grind" - 5:52
- メリー・ルー - "Mary Lou" - 7:10
- メキシカン・ヒップ・ダンス - "Mexican Hip Dance" - 5:55
- ブルー・シルヴァー - "Blue Silver" - 5:58
- グリース・ピース - "Grease Piece" - 7:32
- ディンプルズ - "Dimples" - 7:17
参加ミュージシャン
- ホレス・シルヴァー - ピアノ
- ウディ・ショウ - トランペット
- タイロン・ワシントン - テナー・サクソフォーン
- ジェームス・スポルディング - アルト・サクソフォーン(on #2, #4, #5)、フルート(on #2)
- ラリー・リドレー - ベース
- ロジャー・ハンフリーズ - ドラムス
脚注
- ^ a b “Horace Silver Discography”. Jazz Discography Project. 2025年3月2日閲覧。
- ^ a b Huey, Steve. “The Jody Grind - Horace Silver - Album”. AllMusic. 2025年3月2日閲覧。
- ^ a b オリジナルLPライナーノーツ(レナード・フェザー)
外部リンク
- ザ・ジョディ・グラインド - Discogs (発売一覧)
- ザ・ジョディ・グラインドのページへのリンク