サンリバー海水浴場とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > サンリバー海水浴場の意味・解説 

サンリバー海水浴場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/17 13:49 UTC 版)

サンリバー海水浴場(2013年8月)

サンリバー海水浴場(サンリバーかいすいよくじょう)は、日本北海道小樽市蘭島に設けられた海水浴場の一つである。

かつては蘭島観光海水浴場(らんしまかんこうかいすいよくじょう)と呼ばれていた。蘭島地区の海岸は畚部岬(フゴッペみさき)以外の全てが海浜であり砂浜であるが、その大部分は約4倍の汀線[注 1]を持つ蘭島海水浴場と、ここサンリバー海水浴場とで占められている。

概要

日本海に開けた石狩湾奥にある余市湾内東部に位置し、蘭島川河口西岸に形成された砂浜を利用した海水浴場である。また、小樽市余市町の境界をなす畚部岬の、東方(小樽市側)基部に当たる。蘭島川河口を挟んで、汀線[注 1]約800m蘭島海水浴場と隣接しており、その西に位置する汀線約200mと比較的小規模な海水浴場である。換言すれば、蘭島地区の海浜は蘭島川河口を境にして、東側の8割が蘭島海水浴場、西側の2割がサンリバー海水浴場となっている[1]。また、蘭島地区の海岸はニセコ積丹小樽海岸国定公園の一角をなす景勝地としても知られている。

これら2つの海水浴場の毎年の開設期間は、7月上旬から8月下旬までである[2]

遊泳区域外

北海道は、2004年平成16年)4月1日、プレジャーボート[注 2]と水域利用者(遊泳者、遊漁者[注 3]、漁業従事者、ほか)との間で頻発する水難事故等を未然に防止すべく「北海道プレジャーボート等の事故防止等に関する条例」を施行した[3]。係る条例の指定地となった蘭島海水浴場とサンリバー海水浴場には、指定された他の海水浴場と同様、このとき以来、プレジャーボート等が侵入できない「水域利用調整区域」が設けられている[2][3]。具体的には、2つの海水浴場の前者70m以上・後者50m以上の沖合いと、蘭島川河口部が、水域利用調整区域となっている[2][1]

また、2つの海水浴場の近接した海上には、各1箇所の水産動植物増殖施設がある[2][1]

年表

  • ????年[いつ?]:蘭島川河口西岸の砂浜を利用した蘭島観光海水浴場(サンリバー海水浴場の前身)の開場。
  • 2004年平成16年)4月1日:サンリバー海水浴場と蘭島海水浴場において「北海道プレジャーボート等の事故防止等に関する条例」が施行され、水域利用調整区域が設定される[3]

位置情報

交通アクセス

鉄道路線
自動車道

近隣の海水浴場

  • (東方向) ← 蘭島海水浴場(小樽市蘭島1丁目) - サンリバー海水浴場 - 浜中・モイレ海水浴場(余市郡余市町浜中町地先) → (西北西方向)

脚注

注釈

  1. ^ a b 汀線:てい-せん。海面または湖面と陸地との境界線。
  2. ^ 係る条例が定めるところの「プレジャーボート等」とは、モーターボートヨット水上オートバイ、その他の、総トン数20トン未満の船舶を指す。や艫櫂のみで運転する船舶や推進機関を有しない船舶のほか、水難事故等の防止措置が確保されると認められる事業に供用される一部の船舶等は該当しない。
  3. ^ 遊漁(娯楽としての釣り)に興じる客と遊漁業者。

出典

関連項目

外部リンク

  • 産業港湾部観光振興室: “サンリバー海水浴場”. (公式ウェブサイト). 小樽市 (2011年). 2011年9月22日閲覧。
  • 北海道総務部危機対策局危機対策課危機調整グループ: “蘭島水域” (PDF). (公式ウェブサイト). 北海道 (2011年). 2011年9月22日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サンリバー海水浴場」の関連用語

サンリバー海水浴場のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サンリバー海水浴場のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサンリバー海水浴場 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS