サンチュウリュウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 09:36 UTC 版)
1981年群馬県中里村(現神流町)でオルニトミムス類と見られる胸胴椎(腰のあたりの背骨)の化石が発見された。山中地溝帯と呼ばれる埼玉県から長野県にかけて存在する白亜紀の地層から発見されたため山中竜(サンチュウリュウ)と通称がつけられた。 アジア産のオルニトミムス類が他に知れていなかったためガリミムスであるとされていた。しかし、化石は断片的であり種の判定には不十分で、また化石が発見された地層は白亜紀前期(1億4600万年-9700万年前)のものであり後期に生息していたガリミムスでは有り得そうもない。そのため今日では不明のオルニトミムス類とされ、その後発見されたガルディミムスやハルピミムスと関連するより原始的なオルニトミモサウルス類のものと考えられる。
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