サム・テイラーとは? わかりやすく解説

サム・テイラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/03 01:54 UTC 版)

サム・テイラー(Sam Taylor、1916年7月12日 - 1990年10月5日)は、1960年代から1980年代にかけて当時のヒット曲を取り上げて、日本でも人気を得ていたアメリカのテナー・サックス奏者である。サム・ザ・マン・テイラーと呼ばれる場合もある。「ハーレム・ノクターン」で知られている。

来歴

1916年 アメリカテネシー州に生まれる。

1950年代に「ハーレム・ノクターン」で有名になったテイラーは、その後来日し歌謡曲・演歌やブルース、R&B、ポップスの録音を多数残した。ニックネームは「ムード・テナーの帝王」。

1989年頃から体調を崩し、病気療養中は演奏活動を休止した。1990年、肝臓癌のため死去した。満74歳没。

エピソード

日本のクラリネット奏者である北村英治と共演している。サムが希望した北村のクラリネットは、サム・テイラーのファンである落語家、柳家小三治の手に渡った。

1974年12月31日放送の『第25回NHK紅白歌合戦』にゲスト出演し、にしきのあきら「花の唄」の伴奏を担当した。また、1978年10月2日放送『夜のヒットスタジオ』にゲスト出演し、都はるみの曲「なんで女に」に合わせサックスを演奏した。

ディスコグラフィ

  • Blue Mist (MGM), 1955
  • Music with The Big Beat (MGM), 1956
  • Rockin' Sax and Rollin' Organ (with Dick Hyman) (MGM), 1957
  • Jazz for Commuters (MetroJazz Records), 1958
  • More Blue Mist (MGM), 1959
  • Mist of the Orient (MGM), 1962
  • The Bad and The Beautiful (Moodsville), 1962
  • Misty Mood (Decca), 1962
  • It's a Blue World (Decca), 1963
  • Watermelon Man (with Frank Hunter and the Huntsmen) (Epic), 1963
  • Somewhere in the Night (Decca), 1964
  • A Musical Portrait of Ray Charles (with Leroy Holmes and his Orchestra) (MGM)
  • Koga Melodies - Best Collection (Pony Canyon), c. 1970
  • 歌謡ブルース
  • 影を慕いて(1969年10月1日) / 影を慕いて
  • 花と涙(1969年12月10日) / 森進一花と涙
  • 25時のサム・テイラー(1970年4月10日)
  • 命預けます(1970年10月10日) / 藤圭子命預けます
  • 望郷/知床旅情(1971年3月20日) / 森進一『望郷』・加藤登紀子知床旅情
  • わたしの城下町/火の女(1971年11月10日) / 小柳ルミ子わたしの城下町」・森進一『火の女

関連項目

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