コール市場

デジタル大辞泉

コール‐しじょう〔‐シヂヤウ〕【コール市場】

読み方：こーるしじょう

コール資金の取引が行われる市場。貸し手・借り手の金融機関と、その媒介をする短資業者とによって構成され、コールレートが決まる。コールマーケット。

時事用語のABC

コール市場（こーるしじょう）

コール市場は、金融機関が資金を調達しあう市場である。金融機関では資金が余ったり、あるいは不足したりするが、その際、短資会社という会社を仲介して融通しあう。

コールすれば返事が届くような短期間の取引から、コール市場と言われる。原則として1ヶ月以下の取引が行われる。もっとも短いものでは、借りた翌日には返すという「無担保コール翌日物」という取引がある。

ゼロ金利のときには、日本銀行はコール市場に大量の資金を供給して、金利を低く誘導し、実質上ゼロとする政策を実施した。

（2000.11.04掲載）

外国為替用語集

コール市場

　金融機関のごく短期の資金（原則として１ヶ月未満）の貸借を行う市場。銀行を中心とする金融機関が、日々の資金過不足を最終的に調整しあう場。「呼べばこたえる」というところから、「コール」という名がついている。約定日に決済を行う「半日物取引」、約定日に取組み翌営業日に決済を行う「翌日物取引」、取組日･決済日を自由に設定できる「期日（ターム）物取引」がある。

投資信託用語集

コール市場

金融機関等が相互に必要な短期資金を融通しあう市場のこと。

Weblio日本語例文用例辞書

「コール市場」の例文・使い方・用例・文例

• コール市場で,取引の期限を決められた資金
• コール市場で取り引きされる資金のうち,特に取引期限を決めない資金
• コールマネーという,コール市場における借金
• コール市場における貸し金
• コール市場で借りられる短期資金の金利