コト・ディジ文化期の土器の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/07 04:58 UTC 版)
「コト・ディジ」の記事における「コト・ディジ文化期の土器の特徴」の解説
遺物の中で最も特徴的なのは、焼成の良好なロクロ製の土器で、器壁は薄く固く焼きしまっていて、たたくと金属的な音のするものもあり、濃赤色の化粧がけをして器壁が厚く重たいハラッパー文化期の土器とは異なる。土器には、多くの場合に彩文が施され、うち多くは淡赤色地の器面上部に黒と赤褐色の幅の広い帯状文を施すものや、頚部が短く、球形の胴部をもち、頚部の下から肩部にかけて黒色の帯が塗られる短頚球状壺、胴部に黒色で波状文や連環文などの幾何学文を施すもので占められる。一方で、黒白二色による神話的モチーフを描くものもみられる。器形は、高坏、器壁の立った筒状壷、胴の張った器高の低い壷を特徴とする。
※この「コト・ディジ文化期の土器の特徴」の解説は、「コト・ディジ」の解説の一部です。
「コト・ディジ文化期の土器の特徴」を含む「コト・ディジ」の記事については、「コト・ディジ」の概要を参照ください。
- コト・ディジ文化期の土器の特徴のページへのリンク