グレイシオ-ハイドロアイソスタシー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 06:41 UTC 版)
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間氷期においては、氷床が融けて、もともと氷床だったところやその周辺(ニアフィールド)の地殻は上昇する。すると、バルジという近くの膨らみはマントルの流動と一緒に消滅し、氷床から遠く離れたファーフィールドでは、海水量が増加する。それにともない海水準が上昇し、海水が増加した分だけ海底を圧迫する荷重も増大する。この一連の現象をグレイシオ-ハイドロアイソスタシーという。この現象は海水準変動に伴う固体地球の変形現象である。気候変動を議論するときに必ず考慮される現象である。
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