グリーン家殺人事件とは? わかりやすく解説

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グリーンけさつじんじけん【グリーン家殺人事件】

読み方:ぐりーんけさつじんじけん

原題The Greene Murder Caseバンダイン長編ミステリー1928年刊。しろうと探偵のファイロ=バンス活躍するシリーズ一作


グリーン家殺人事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/24 23:05 UTC 版)

グリーン家殺人事件
The Greene Murder Case
著者 S・S・ヴァン・ダイン
発行日 1928年
ジャンル 推理小説
アメリカ合衆国
言語 英語
形態 上製本
前作 『カナリヤ殺人事件』
次作 僧正殺人事件
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グリーン家殺人事件』(グリーンけさつじんじけん、The Greene Murder Case)は、S・S・ヴァン・ダイン作の長編推理小説1928年発表。

素人探偵ファイロ・ヴァンスが活躍する12長編のうちの3作目にあたる作品であり、ヴァン・ダインの作品の中でも次作『僧正殺人事件』と並んで特に高い評価を受けている[1]

あらすじ

ニューヨークの街中で、絶えずいがみ合い反目し合っている5人の子供達が住む古邸グリーン家で、ある夜、2人の娘が何者かによって銃撃される。この事件を皮切りに、一家の皆殺しを企てる姿なき殺人者が跳梁する。

登場人物

  • ファイロ・ヴァンス - 素人探偵
  • ジョン・F・X・マーカム - 地方検事
  • アーネスト・ヒース - 部長刑事
  • トバイアス・グリーン夫人 - グリーン家の主人
  • ジュリア・グリーン - 長女
  • シベラ・グリーン - 次女
  • アダ・グリーン - 末娘、養女
  • チェスター・グリーン - 長男
  • レックス・グリーン - 末弟
  • アーサー・フォン・ブロン - グリーン家かかりつけの医師
  • スプルート - グリーン家執事
  • ゲルトルーデ・マンハイム - 料理女
  • ヘミング - 女中頭
  • バートン - 女中
  • クレーヴン嬢 - グリーン夫人の看護婦
  • オブライエン - 警視
  • ウィリアム・M・モラン - 刑事課課長
  • スニトキン - 殺人課の刑事
  • バーク - 殺人課の刑事

日本語訳

「グリイン家の惨劇」と「デェヴィス集」(ドロシー・ソールズベリ・デイヴィス)を収載
  • 『グリーン家殺人事件』
    延原謙訳、新樹社、ぶらつく選書07) 1950年
    井上勇訳、東京創元社、世界推理小説全集16) 1956年
    (井上勇訳、東京創元社、創元推理文庫) 1959年
    (井上勇訳、東京創元社、世界名作推理小説大系 別巻3) 1962年
    (延原謙訳、新潮社、探偵小説文庫) 1956年
  • 『世界推理小説大系17 ヴァン・ダイン』(村上啓夫田中潤司訳、東都書房) 1963年
僧正殺人事件」と「グリーン家殺人事件」を収載
  • 『グリーン家殺人事件』
    (延原謙訳、新潮文庫) 1959年、のち新版 1975年
    中島河太郎訳、秋田書店、世界の名作推理全集8) 1973年
    (坂下昇訳、講談社文庫) 1975年
    (佐藤佐智子訳、春陽堂書店、春陽堂少年少女文庫、推理名作シリーズ) 1979年
    (中島河太郎訳、秋田書店、ジュニア版世界の名作推理全集8 1983年
  • 『グリーン家連続殺人事件』
    (榎林哲訳、ポプラ社ポプラ社文庫、怪奇・推理シリーズ) 1987年

脚注

  1. ^ 1975年週刊読売』の海外ミステリー・ベストテンでは9位(『僧正殺人事件』は8位)に挙げられていた。


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