グリム・アンド・グリッティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:39 UTC 版)
「アラン・ムーア」の記事における「グリム・アンド・グリッティ」の解説
ムーアが80年代に書いたシニカルな作品は、スーパーヒーロー・ジャンルに暗い現実を突きつけるリヴィジョニズムとして受け取られた。その影響は大きく、メインストリーム・コミック界に「グリム・アンド・グリッティ(→暗く、ざらっとした)」と呼ばれる作品群を生み出すことになった。しかし多くは「暴力、セックス、神経症」というムーアの表層的な部分だけを模倣したものだった。ムーアは『ウォッチメン』がきっかけとなってジャンルの可能性を広げる作品が出てくることを期待していたが、実際には同工の亜流作ばかりで失望させられたという。当時のインタビューでは自分がコミックの想像力を狭め、新たな暗黒時代を招いてしまったと述べている。
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