クリーム_(雑誌)とは? わかりやすく解説

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クリーム (雑誌)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/05 08:01 UTC 版)

グラビア雑誌 > お菓子系雑誌 > クリーム (雑誌)
Cream
(クリーム)
ジャンル グラビアアイドル誌
刊行頻度 月刊 → 隔月刊
発売国 日本
言語 (日本語)
定価 2000円(2021年2月号)
出版社 ミリオン出版(1992年 - 1998年)
ワイレア出版(1998年 - 2015年)
メディアックス(2015年 - )
刊行期間 1992年7月 -
特記事項 7巻5号-7巻10号までは大洋図書発行
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Cream(クリーム)は、メディアックスが発行する日本グラビア雑誌お菓子系と呼ばれるジャンルを扱う雑誌の代表格である。2021年現在のキャッチフレーズは、「高級美少女グラビア徹底追求マガジン」[1]。後述のように90年代から2000年代前半まで、次々と類似雑誌が出るほどにグラビア業界に影響を与えた[2]

概要

1992年6月22日ミリオン出版より創刊第1号を発行。以後月刊誌として毎月発行。

1990年代ブルセラブームとともに中高生のブルセラ系グラビアやヌードヘアヌードを得意とした[3]。ただし編集部内の取り決めとして、「ブルセラ」の単語は使用していない[4]。創刊当初こそ生々しいムードがあったが徐々に独自のポップ路線[4]となり売り上げを伸ばした[5]。競合誌とは明るいテイストで差別化を図り、一線を画した存在となっていく[2]

1990年代中頃より徐々にアイドル路線を主軸にする方針に転換、江沢規予(現:江沢のりよ)、浅川千裕(現:浅川稚広[4]中村聖奈らを輩出した。このアイドル化を促進させていったことで、熱狂的なファンを生み出すことにも成功した[2]

1998年1月のワイレア出版設立と同時に発行をワイレア出版へ移管。ゼロ年代には長瀬愛うさみ恭香らAV女優もキカタンAVブームの流れで誌面を飾ったが、編集部としては「下品にならないよう」に撮影、紙面構成しており、アンケートでも「このポーズが良かった」など好評を得ていたという[2]

2009年には3キャリア公式携帯電話サイト『クリーム☆モバイル』がオープン。『でかクリーム』などの関連ムックも数多く発売された。2010年2月号より奇数月7日発売(号数は翌月の偶数月でカウント)の隔月刊誌となる。

2015年Cream4月号(通巻236号)よりメディアックスからの発行となる。また同年より編集部は合同会社クリームエディットとして独立した。

2021年7月、創刊30年目突入を記念して初のイメージガール「初代高嶺のハナちゃんオーディション」をマシェバラとの共催で開催[6]。同年10月、グランプリ・なるみれい、準グランプリおよび西永彩奈賞に柏木れに、審査員特別賞・ねむいりさを発表[7]

2022年6月、西永彩奈を副編集長に起用[8]。同年7月に創刊30周年を迎え、同年8月号を記念超特大号として発売した[9]

2024年「Cream」8月号は創刊32周年記念号として制作[10]。同誌初登場から4回目にして一色春凛が初の表紙&巻頭グラビアを担当[11]SAY-LAきっとずっと青春。Next☆Ricoの3グループが特集された[10]

内容

1990年代

10代のモデルの制服、水着、着エロセミヌード等のグラビアを得意としていた。特にU18・U15の美少女モデルを積極的に起用し制服+パンチラ等のソフトなものから水着、着エロまであった。

2000年代以降

  • 2010年代後半からはコンプライアンス的観点から従来の路線を継承しながらもやや変更。スパイスTVなど着エロ系グラビアアイドル、ライブアイドルを水着モデルとして採用。クリーム2020年4月号[12]では宮花もも(ハニースパイスRe.)を表紙に「ライブアイドル特集」が組まれ、同年6月号では土光瑠璃子青葉ひなりFES TIVE)を表紙に「Pick up live idol」として特集された[13]。表紙モデルと結びつけた握手即売会なども行っている[14][15]。また18歳未満のモデルを使用しないことが明示された。この時期よりヌードの掲載は一切なくなっている[2]
  • 2021年時点は「Pick up live idol」をコーナー化しており、ライブアイドルを毎号3人程度起用している[16]。この割合は徐々に増えており2022年6月号では掲載モデル22人中15名がグループアイドル所属となった[17]
  • グラビア撮影時のメイキング映像を収めたDVDを付録として添付。
  • 掲載モデルの活動情報のコーナーや直筆サイン入りチェキプレゼントなどがある。

関連項目

脚注

  1. ^ Cream(クリーム) 最新号:2021年2月号 (発売日2021年01月07日)”. Fujisan. 富士山マガジンサービス (2021年1月7日). 2021年1月7日閲覧。
  2. ^ a b c d e 猪口貴裕「制服美少女が時代を席巻 お菓子系アイドル-もぎたての輝き-」アサヒ芸能2025年5月1日号増刊『アサ芸シークレット』Vol.93 27-33頁(徳間書店)
  3. ^ お菓子系雑誌とブルセラブームに湧いた90年代《2》”. ニコニコニュース (2020年5月5日). 2020年6月10日閲覧。
  4. ^ a b c 安田理央「日本エロ本全史」(2019年、太田出版)178頁
  5. ^ 猪口貴裕「ローティーンの女優・モデルが百花繚乱 ジュニアアイドル ―原石の時代―」アサヒ芸能2025年3月1日号増刊『アサ芸シークレット』Vol.92 27-32頁(徳間書店)
  6. ^ マシェバラ 芸能人によるネット生放送&ライブトークバラエティ”. マシェバラ (2021年7月22日). 2021年8月12日閲覧。
  7. ^ マシェバラ 芸能人によるネット生放送&ライブトークバラエティ”. マシェバラ. 2022年2月19日閲覧。
  8. ^ “嘘から出た実” 西永彩奈 雑誌『Cream』副編集長就任、パンチラ強化宣言”. ドワンゴジェイピーnews (2022年6月3日). 2022年9月6日閲覧。
  9. ^ Creamがついに創刊30周年! 記念すべき8月号の表紙は超人気グラドル・ちとせよしの│推しごと”. oshigoto.fan (2022年7月5日). 2022年9月6日閲覧。
  10. ^ a b 創刊32周年記念・8月号の主役は一色春凛ちゃん☆”. CreamEdit.com (2024年7月1日). 2024年7月21日閲覧。
  11. ^ メルクマールメルマール 一色春凛が『Cream8月号』表紙&巻頭グラビアに初登場!│推しごと”. oshigoto.fan (2024年7月9日). 2024年7月21日閲覧。
  12. ^ 『クリーム4月号いよいよ明日発売☆』”. Cream編集部公式ブログ. 2020年6月10日閲覧。
  13. ^ ザテレビジョン (2020年4月13日). “FES☆TIVEの“いとこちゃんず”青葉ひなり&土光瑠璃子、キュートな制服&水着姿で表紙・巻頭グラビア | 芸能ニュースならザテレビジョン”. ザテレビジョン. 2020年6月10日閲覧。
  14. ^ ASCII (2020年1月14日). “童顔で可愛い朝倉ゆり、JK気分で制服美少女誌「Cream」に初登場!”. 週刊アスキー. 2020年6月10日閲覧。
  15. ^ ザテレビジョン (2018年1月21日). “FES☆TIVE・れいあん、現役ラスト制服!? 真野ちゃんはメイドさんに! (1/2) | 芸能ニュースならザテレビジョン”. ザテレビジョン. 2020年6月10日閲覧。
  16. ^ 日刊エンタメクリップ (2021年4月21日). “グラビア注目の新星、寺坂ユミ「Cream」5月7日(金)発売号表紙に登場!”. 日刊エンタメクリップ. 2021年4月21日閲覧。
  17. ^ メディアックス『Cream』2022年6月号
  18. ^ 俺のグラビア愛 2020 夏”. www.grajapa.shueisha.co.jp. 2020年8月8日閲覧。
  19. ^ 倉持由香『グラビアアイドルの仕事論』(2019年、星海社)14-15頁

外部リンク


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