クリーチャー_(映画)とは? わかりやすく解説

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クリーチャー (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/09 07:51 UTC 版)

クリーチャー
Creature
監督 ウィリアム・マローン
脚本 ウィリアム・マローン
アラン・リード
製作 ウィリアム・ダン
音楽 トーマス・チェイス
スティーヴ・ラッカー
撮影 ハリー・マシアス
編集 ベティ・コーエン
製作会社 トランス・ワールド・エンターテイメント
配給 ジョイパック
公開 1985年5月8日
1986年11月22日
上映時間 97分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $4,000,000
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クリーチャー』(Creature)はアメリカSFホラー映画。1985年公開作品。アメリカでは当初『Titan Find』として公開された。

顔面の皮が剥がれるグロテスクなシーンが話題となった。1985年度全米SF映画協会グランプリ受賞。製作会社はトランス・ワールド・エンターテイメント。

監督はウィリアム・マローン。出演しているのは日本ではほとんど無名の俳優ばかりだが、『ノスフェラトゥ』で知られる怪優、クラウス・キンスキーが出演している。

あらすじ

21世紀、新たな鉱物資源を求め、世界各地の巨大企業は宇宙へ進出。最大企業の一つ、アメリカのNTI社は、土星衛星タイタンで、エイリアンの遺跡を発見するが、そこには20万年もの間、恐るべきモンスターが獲物を待ち構えていたのである。

スタッフ

  • 監督:ウィリアム・マローン
  • 製作:ウィリアム・ダン
  • 製作総指揮:モシュ・ディアマント、ロニー・ヘイダー
  • 脚本:ウィリアム・マローン、アラン・リード
  • 撮影:ハリー・マシアス
  • 音楽:トーマス・チェイス、スティーヴ・ラッカー
  • 特撮:L.A.エフェクト・グループ 

キャスト

役名 俳優 日本語吹替[1]
マイク・デビソン スタン・アイヴァーフランス語版 屋良有作
ベス・シェリダン ウェンディ・シャール 小山茉美
デイヴィッド・パーキンス ライマン・ウォード英語版 堀勝之祐
ジョン・フェンネル ロバート・ジャフィ 江原正士
メラニー・ブライス ダイアン・サリンジャー
ウェンディ・H・オリヴァー アネット・マッカーシー 勝生真沙子
スーザン・デランバー マリー・ローラン 土井美加
ハンス・ホフナー クラウス・キンスキー 千田光男
その他 島田敏
喜多川拓郎
稲葉実
ほか

過去作品へのオマージュ

監督のウィリアム・マローンは大のSF&ホラーマニアとして知られる。この作品もリドリー・スコット監督『エイリアン』(1979年)の亜流作品の一つとして扱われており、作中には『エイリアン』や『遊星よりの物体X』(1951年)など、SFホラーの古典作品へのオマージュとも受け取れる場面が見受けられる。

  • タイトルの『クリーチャー』 - 「クリーチャー」(Creature)と言うのは本来、登場するモンスターの固有名詞ではなく、被造物という「(ヤハウェの)創造物」ひいては「生物」を意味する普通名詞である。転じて、SFやホラーの世界ではたとえばフランケンシュタインのクリーチャーなど「怪物(モンスター)」を指す専門用語としても用いられる。これは『エイリアン』の「エイリアン」(Alien, 本来は「外国人」、転じて「異星人」)や『物体X』の「ザ・シング」(The Thing, 「物」、(正確には複数形で)「生き物」など)にも共通する所である。いずれもそのモンスターの固有名詞ではないにもかかわらず、そのインパクトがあまりに強烈なため、固有名詞のように認識されている。
  • クリーチャーが収納されているプラスチック製のカプセル - 『エイリアン』のフェイスハガーが生まれる卵を思わせる。
  • クリーチャーの造型 - エイリアンに似ている。
  • クリーチャーが発見されたのは土星の衛星タイタン。また、ナメクジとも蜘蛛ともつかない小動物を、殺害した人間の頭に貼り付けて操る。 - ロバート・A・ハインラインのSF小説『人形つかい』(ハヤカワ文庫)では、タイタンのナメクジだかアメーバのようなエイリアンが人間に寄生して、地球侵略を目論んだ。
  • クリーチャーに高圧電流を浴びせて倒そうとする - 『遊星よりの物体X』では、ザ・シングが同じ方法で倒された。作中には、『物体X』と思われる映画の話が出てくる。しかし、本作品では気絶させただけで、倒すことは出来なかった。

脚注

  1. ^ 初回放送1988年2月18日 テレビ東京木曜洋画劇場

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