クリカワヤシャイグチとは? わかりやすく解説

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クリカワヤシャイグチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/13 07:27 UTC 版)

クリカワヤシャイグチ
茨城県潮来市・2017年8月
分類
: 菌界 Fungi
: 担子菌門 Basidiomycota
亜門 : 菌蕈亜門 Hymenomycotina
: 真正担子菌綱 Homobasidiomycetes
: イグチ目 Boletales
: イグチ科 Boletaceae
: ヤシャイグチ属 Austroboletus
: クリカワヤシャイグチ A. gracilis
学名
Austroboletus gracilis (Peck) Wolfe
和名
クリカワヤシャイグチ(栗皮夜叉猪口)

クリカワヤシャイグチ(栗皮夜叉猪口、学名:Austroboletus gracilis)はイグチ目イグチ科ヤシャイグチ属のキノコである[1][2]。可食のキノコであるが、苦味と酸味があり一般的ではない[2]

分布

日本東アジアニューギニア、および北アメリカに分布[1]。夏から秋にかけて主にブナ科広葉樹林内に発生する[1][2]

特徴

小型~中型のイグチ科のキノコであり、は直径3~8 cm、栗色~赤褐色、初めはまんじゅう形で生長すると少し開く[1]。傘表面は微毛が密生し、ビロード状~多少綿毛状で、湿潤時は粘性を帯びる[1][2]。しばしば表面に細かなひび割れが生じ、ときにシワ状の脈がある[2]

管孔は初め帯白色で、老成により徐々に帯ワイン色となる[1][2]。孔口は円形あるいは多角形で、帯白色~淡色[2]

は長さ5~12 cm、傘と同色~淡色で、基部は白色[1][2]。柄表面はビロード状で、やや隆起した縦筋、またはやや不明瞭な網目模様がある[1]。肉は白色または淡いピンク色でやわらかく、傷つけても変色しない[2]

成菌の傘表面
(潮来市・2017年8月)
成菌の柄と管孔
(潮来市・2017年8月)

近縁種

ヤシャイグチ属 (Austroboletus)
  • ヤシャイグチ (A. fusisporus)
  • オオヤシャイグチ (A. subvirens)

脚注

  1. ^ a b c d e f g h 『山渓カラー名鑑 日本のきのこ』、p349
  2. ^ a b c d e f g h i 『おいしいきのこ毒きのこ図鑑』、p203

参考文献

関連項目






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