クラス5:1本鎖RNAウイルス - ネガティブセンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 00:44 UTC 版)
「ウイルス複製」の記事における「クラス5:1本鎖RNAウイルス - ネガティブセンス」の解説
ネガティブセンスRNAウイルス、および実際にネガティブセンスとして定義されたすべての遺伝子は、宿主リボソームが直接アクセスしてタンパク質を即座に形成することができない。その代わりに、それらはウイルスポリメラーゼによって「読み撮り可能な」相補的ポジティブセンスに転写されなければならない。これらは、次の2つのグループに分けることもできる。 複製の最初のステップは、ウイルスRNA依存性RNAポリメラーゼによるネガティブ鎖ゲノムからの転写であり、さまざまなウイルスタンパク質を符号化するモノシストロン性mRNAを生成する、非セグメント化ゲノムを含むウイルス。その後、ネガティブ鎖ゲノムを生成するためのテンプレート(鋳型)となるポジティブセンスゲノムコピーが生成される。複製は細胞質内で行われる。 細胞質内で複製が行われ、ウイルスRNA依存性RNAポリメラーゼが各ゲノムセグメントからモノシストロン性mRNAを生成する、分割されたゲノムを持つウイルス。 このクラスの例としては、オルトミクソウイルス科、パラミクソウイルス科、ブニヤウイルス科、フィロウイルス科、およびラブドウイルス科 (狂犬病を含む) が含まれる。
※この「クラス5:1本鎖RNAウイルス - ネガティブセンス」の解説は、「ウイルス複製」の解説の一部です。
「クラス5:1本鎖RNAウイルス - ネガティブセンス」を含む「ウイルス複製」の記事については、「ウイルス複製」の概要を参照ください。
- クラス5:1本鎖RNAウイルス - ネガティブセンスのページへのリンク