キルクムダタカワセミフタオシジミとは? わかりやすく解説

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キルクムダタカワセミフタオシジミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/15 14:06 UTC 版)

キルクムダタカワセフタオミシジミ
キルクムダタカワセフタオミシジミのオス(上)とメス(下)
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 鱗翅目Lepidoptera
: シジミチョウ科Lycaenidae
: カワセミフタオシジミ属 Rachana
: キルクムダタカワセミフタオシジミ

Rachana circumdata

学名
Rachana circumdata
Schrőder, Treadaway & H. Hayashi, 1981
和名
キルクムダタカワセミフタオシジミ
亜種
  • R. c. circumdata
    Schrőder, Treadaway & H. Hayashi, 1981
  • R. c. panayensis
    Schrőder, Treadaway & H. Hayashi, 1981

キルクムダタカワセミフタオシジミ (Rachana circumdata) は、チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ上科シジミチョウ科に分類されるチョウの一種。フィリピン固有種。

分布

名義タイプ亜種はルソン島カミギン島マリンドゥケ島ミンドロ島に分布する。セブ島パナイ島ネグロス島産の個体は別亜種 (R. c. panayensis) になっている。

形態

オスの前翅長は17.5-20mm。メスの前翅長は17-19mm。ルソン島とミンドロ島には他のカワセミフタオシジミ属のヤリンドゥラカワセミフタオシジミが分布しているので、同定には注意を要する。オス翅表地色の青色の色彩の違いや黒縁の形など、メスでは翅表地色が本種では茶褐色であるが、ヤリンドゥラカワセミフタオシジミでは青色部が広がるなどで区別できる。

生態

地域により、個体数がまれなところとやや普通に見られるところがある。年数回発生しているようである。

参考文献

  • Schrőder, Heinz, Treadaway, Colin G. & Hayashi, Hisakazu, 1981: Zur Kenntnis philippinischer Lycaenidae(Lep.). Ent. Z.. 24: 265-269.
  • 林 寿一, 1984. 東南アジアのシジミチョウ II :iii, 105pp., 14pls. ニューサイエンス社, 東京. ISBN 4-8216-0109-5
  • Treadaway, C. G., 1995. Checklist of the butterflies of the Philippine Islands (Lepidoptera: Rhopalocera) Nachr. entomol. Apollo Suppl.14: 7-118.
  • Takanami, Y. & Seki, Y., 2001. A synonymic list of Lycaenidae from the Philippines. Edn. 12 - ウェイバックマシン(1998年12月5日アーカイブ分).
  • Treadaway, Colin G. & Schrőder, Heinz G., 2012: Revised checklist of the butterflies of the Philippine Islands (Lepidoptera: Rhopalocera). Nachr. entomol. Ver. Apollo, Suppl. 20: 1-64.



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