アーノルド・キアリ奇形
(キアリ奇形 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 19:17 UTC 版)
アーノルド・キアリ奇形 (アーノルド・キアリきけい、英語: Arnold-Chiari malformation) とは脳の奇形の一種で、後頭部にある小脳や脳幹の一部が、頭蓋骨から脊椎に落ち込んだ状態になる。キアリ奇形とも。この状態になると脊髄空洞症 (syringomyelia) をおこし運動機能に障害が出る。先天性と後天性があり詳しい原因は分かっていない。大人になってから分かることが多く、水頭症及び無呼吸症候群等の症状がきっかけで診断されることが多い。II型でも空洞症は併発していない症例が多く、その相互関係は研究されている。
- ^ ROYO SALVADOR(ロヨ=サルバドール), M.B(ミゲル=B); SOLÉ-LLENAS, J.; DOMENECH, J.M.; GONZÁLEZ-ADRIO, R. (2005 Feb 24). “Results of the section of the filum terminale in 20 patients with syringomyelia, scoliosis and Chiari malformation(脊髄空洞症、脊柱側弯症およびキアリ奇形患者20名に行った終糸切断手術の成果).”. Acta Neurochir (Wien) .
- ^ 『標準脳神経外科学』医学書院、2005年、283頁。ISBN 978-4-260-12263-4。
- ^ a b c “History, anatomic forms, and pathogenesis of Chiari I malformations”. Child's Nervous System 20 (5): 323–8. (May 2004). doi:10.1007/s00381-003-0878-y. PMID 14762679.
- ^ “Julius Arnold”. Whonamedit? A dictionary of medical eponyms. 2015年2月4日閲覧。
- 1 アーノルド・キアリ奇形とは
- 2 アーノルド・キアリ奇形の概要
- キアリ奇形のページへのリンク