ガーデンナイフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/26 08:37 UTC 版)
“ガーデンナイフ(英語: Garden Knife/Garden Knives《複数形》)”とは、園芸(ガーデニング)もしくは農作業に用いられる比較的小型の刃物の名称である。
“ガーデニングナイフ(Gardenig Knife)”または“ガーデナーナイフ(Gardener Knife)”とも呼ばれ、生花業で用いられるものは“フローリストナイフ(florist Knife)”または“フラワーナイフ(Flower Knife)”と呼ばれる。
また、「山菜掘り」と呼ばれるナイフの別称としても「ガーデンナイフ/ガーデニングナイフ」の呼称が用いられることがある。
概要
折り畳み式(フォールディングナイフ)のものが多く、草花や樹木の枝や花卉(かき)、果実といったものを切り取りやすいように刃先が内側に湾曲、もしくは傾斜しているものが多い。
生育している植物の茎を切る場合、切り口が乱雑になると導管が潰れてしまい、水を十分に吸い上げることができなくなり(「水揚げが悪くなる」と表現される)、鮮度が失われるため、鋭い刃付けが施されている。
使用する目的によって刃の形状には多くの派生形があり、鎌のように大きく湾曲したものや、鋭い切っ先を持つものもある。
接木小刀
日本では和式刃物の一つとして「接木小刀(つぎき-こがたな)」と呼ばれる小刀が存在する。刃身が三角形であることや、折り畳み式ではないことなどが異なるが、用途は同じものである。
参考文献・参照元
- 書籍
- ビル ローズ:著、柴田譲治:訳『50の道具とアイテムで知る 図説ガーデンツールの歴史』 (ISBN 978-4562051243) 原書房:刊 2015年
- Webサイト
関連項目
外部リンク
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