ガリー牧師が見た写本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/01 22:12 UTC 版)
「ジェイムズ・マクファーソン (詩人)」の記事における「ガリー牧師が見た写本」の解説
また、アンドリュー・ガリー牧師'(アンドラガリー師)が、マクファーソンとともに「翻訳」に携わったとき、使っていた「紅、青、緑、黄で綺麗に着彩」された写本というのも、頼りない証言である(1799年付書簡)。牧師は、その写本から某紳士が抜き書きした詩句だと称して "Bha fer re fer, is cruaigh re,.."(ゲール語版オシァンの、Fionngal 第IV歌,第259行- "Bha fear air fear, is cruaidh air.." とほぼ同文)を引用して見せたが、その紳士というのは、やはりオシァン作成に携わった同じ「工房」の仲間、ラハラン・マクファーソン(以下参照)であったのだ。しかも、ラハランの名を明かすことが、いかに不本意だったかも、その回答の書簡のまわりくどさから推して量れる。
※この「ガリー牧師が見た写本」の解説は、「ジェイムズ・マクファーソン (詩人)」の解説の一部です。
「ガリー牧師が見た写本」を含む「ジェイムズ・マクファーソン (詩人)」の記事については、「ジェイムズ・マクファーソン (詩人)」の概要を参照ください。
- ガリー牧師が見た写本のページへのリンク