ガイウス・フラミニウス・ネポス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 08:11 UTC 版)
「アド・アストラ -スキピオとハンニバル-」の記事における「ガイウス・フラミニウス・ネポス」の解説
元老院議員。平民出身で、護民官に当選したことを皮切りに平民の権利を強く主張し、貴族の既得権益層と激しい闘争を繰り返して、平民層の熱烈な支持を得てきた。トレビアの失態で非難に晒されたセンプロニウスを「平民の地位向上を思っての勇み足」と擁護し、自らがハンニバルの討伐に名乗りをあげる。ファビウスは到底ハンニバルの相手にはならないと予測しながらも、この「庶民の英雄」たる男にあえて戦を挑ませ、その死によって世論に衝撃を与えて対カルタゴ戦に臨む覚悟を固めさせようと考え、貴族層の反発の中で執政官当選を後押しした。
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