カブラテングタケとは? わかりやすく解説

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カブラテングタケ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/30 06:09 UTC 版)

カブラテングタケ
分類
: 菌界 Fungus
: 担子菌門 Basidiomycota
亜門 : ハラタケ亜門 Agaricomycotina
: ハラタケ綱 Agaricomycetes
亜綱 : ハラタケ亜綱 Agaricomycetes
: ハラタケ目 Agaricales
: テングタケ科 Amanitaceae
: テングタケ属 Amanita
亜属 : テングタケ亜属
Subgenus Amanita
: カブラテングタケ
A. gymnopus
学名
Amanita gymnopus Corner & Bas
和名
カブラテングタケ(蕪天狗茸)

カブラテングタケ(蕪天狗茸[1]Amanita gymnopus)はテングタケ科テングタケ属に属する白い毒キノコ菌類)。

分布

関西以西の日本中国マレーシアの、広葉樹下に分布[2]

菌根菌[3]。夏から秋にかけて、ブナ科カバノキ科などの[1]広葉樹林の樹下に発生する[2]

形態

子実体はからなる。傘径は8 - 15センチメートル (cm) [2]。傘の表側はクリーム色ののち黄色から黄土色になる[1]ツボの破片を多数つけており、ツボの破片は淡黄色から淡褐色で薄い膜質[2][1]。傘の縁には条線がなく、ツバの破片が垂れ下がる[1]。傘には溝線がない[2]。傘の裏側のヒダは黄色から黄土色で、密[1]胞子は5.5 - 7.5 × 5 - 6.5マイクロメートル (μm) [2]

の高さは9 - 13 cmで、クリーム色[2]。根元はかぶら状にふくらみ[2][1]、柄の上部には黄白色で膜質のツバがあり、その下部にはもう一つツバがある[1]。しかし、いずれも破れて落ちやすい[1][2]は黄白色であるが、傷つけばゆるやかに赤褐色になる[3][1]には独特の強いにおいがある[1]

毒成分は不明であるが、胃腸系の中毒を起こす[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 長沢栄史 監修 2009, p. 69.
  2. ^ a b c d e f g h i 今関六也・大谷吉雄・本郷次雄、山渓カラー名鑑『増補改訂新版 日本のきのこ』、山と渓谷社、2011年、168頁
  3. ^ a b 保坂健太郎、小学館の図鑑NEO『[改訂版]きのこ』、小学館、2017年、73頁

参考文献




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